特別講師 ページ23
「…さて、まずは常中を取得するとこういうことが出来ます」
私の手には大きな瓢箪。すみちゃん達が持ってきてくれたものだ。私は炭治郎の後で様子を窺っている三人の方を見て笑みを浮かべた。そして軽く瓢箪を持ち上げる。
「持ってきてくれてありがとね！重かったでしょ？」
「「「平気です！」」」
「やだ頼もしい可愛い」
三人の可愛さにデレっとしながらもできる限り表情を引き締めて話を続けた。炭治郎の私を見る目が少し困ってたから多分隠し切れてなかったんだろうな…鼻の下伸びてたかもしれん…
こほんっとわざとらしく咳払いをし、炭治郎を見た。
「じゃ、見ててね」
瓢箪に口をつけ、ふぅっと勢いよく肺の空気を吹き出す。瓢箪は、ものの数秒でぱぁんっと弾けた。おぉ、久しぶりで少し緊張したけどできた。小さく息をつき炭治郎の方を見ると、キラキラと輝く4人の目が見えた。あら可愛い。
「さすがですA様！」
「凄いです！」
「かっこいいです！」
「やだ、そんなに褒めてもお菓子しか出てこないよ？」
懐から三人用に買っておいた金平糖のお菓子を渡す。ぱぁっと表情を明るくして「やったぁ！」と喜ぶ三人が可愛い…これだから貢ぐのを辞められないんだぜ…
「…っと、常中ができるようになればこういうことが出来ます。炭治郎は今どんな感じ？」
「えっと…まだ小さい瓢箪を…」
「そっか、最初はそんなもんだよ。炭治郎が独自に行ってる特訓も効率良いしそのまま続けな！炭治郎ならすぐできるようになる！」
「本当か！？ありがとう！」
あぁ〜嬉しそうな笑顔が眩しいんじゃ〜…っと、そうだ。
私は炭治郎の肩をぽんっと叩き、にっこりと笑顔を浮かべた。炭治郎も笑顔を浮かべ、どうしたのかと首をかしげた。うん、可愛い。いやそうじゃなくて。
「機能回復訓練の相手をしてあげよう！」
「…え？」
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なぎ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます…‼ (2022年8月14日 15時) (
レス) @page42 id: c7ded9271f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新待ってます…応援しています！頑張ってください！！ (2022年5月25日 23時) (レス) @page42 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
しらこのり - 更新ずっと待ってます 再開して欲しい… (2022年1月15日 11時) (レス) id: 573692b408 (このIDを非表示/違反報告)
人類のようなナニカ - コメント失礼します。この作品本当に大好きで、読み進めるのが楽しくて楽しくて仕方がないです！応援しています！！！！更新頑張って下さい！ (2022年1月7日 19時) (レス) @page42 id: 60efa73c00 (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 投稿楽しみにしてます！ (2021年12月31日 18時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏
| 作成日時：2019年8月20日 14時
