【鬼滅の刃】元風柱の継子様は堅物デコ真面目に溺愛される

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「炭治郎」









寝ている炭治郎に声をかける。



規則正しい寝息が聞こえる。



でも包帯ぐるぐる巻き。



そんなに重症だったんだ…



と考えていたら何かが手に触れた。



手を見てみると









「むー！」









手を握っていたのは禰豆子だった。









「禰豆子、久しぶりだね」









そう言って頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細める。



なんだか、猫を撫でているみたい。



む！む！と口枷の紐を外してくれと頼まれる。



外してあげると拙い言葉使いで









「あり、がと！」









とお礼を言われた。



私の周りには可愛い子がたくさんいて癒される。



私と禰豆子が仲良くなったのは、



実弥様との事を聞いてからだ。



だからあの日腕に包帯を巻いて帰ってきたのか…



と納得した。



そして禰豆子に謝った。



私が謝る意味がわからないみたいで、戸惑っていた。



実弥様が刺してしまった事、それを確認しないで炭治郎に刀を向けてしまった事。



それらを謝った。



傷つけてごめんね、と。



その後から頻繁に話すようになって、今では妹のように可愛がっている。









「A」


「なあに？」


「お兄ちゃん、のこと、好き？」


「ええ、好きよ。もちろん、禰豆子の事も好き！！」









そう言って、禰豆子と抱き合う。



どこから起きていたのかわからないけど、



俺も好き！！と炭治郎も混ざってきた。

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