【鬼滅の刃】元風柱の継子様は堅物デコ真面目に溺愛される

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「お前さー、Aちゃん怒らしたらダメだろ」


「あぁ…」


「Aちゃんは炭治郎の怪我を心配してるんだろ？

なのにこんな病室で…」


「それに関しては聞いてほしいことがある」


「え、なにさ」









言い訳になってしまうが、これだけは聞いてほしい。



俺はAが怒ってる理由がなんとなくわかった。



それを含めて聞いてほしいことがある。









「例えば善逸の目の前に、好きな子が善逸の事が好きで好きで堪らないって音させてたら我慢出来るか？」


「は？そんなの無理に決まってんじゃん」


「だろ！？しかも恥じらいながらも、顔を赤らめて『好き』と言ってくれるんだ！」


「……うん、やばい」


「わかってくれるか！！善逸！！」









それは仕方ない。と肩に手を置かれた。



確かに病室だし、俺は怪我してるしで、Aが怒る理由もわかる。



けど、口では『嫌い』と言ってるAから、



俺の事が好きという匂いをさせてる方が悪いと思う。



照れ隠しがまたAの可愛さを引き立ててる。



いったい何度俺を惚れさせれば気が済むんだ。



その思いもあって恋仲になった日から善逸に、Aの事を熱弁している。



善逸からは、









「もう耳にタコができるくらい聞いてるんだけど。俺よりうるさいってどういう事よ」









と言われてしまったが、辞める気は全く無い。



これも全て可愛いAが悪いんだ。

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