【鬼滅の刃】元風柱の継子様は堅物デコ真面目に溺愛される

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「もしかしてこれってA様の物ですか？」









そう言って見せてくれたのは、



実弥様から貰った鈴だった。



慌ててベルトの部分を見ると、鈴の紐だけが付いていた。



切れてしまったんだ。



もう何年も前に頂いたものだから、寿命が来たんだろう。



雅継くんにお礼を言い鈴を受け取る。



家に帰ったら紐直さなきゃ…









「じゃあ、俺達はこれで失礼します」


「えぇ。鈴、ありがとうね」


「はい！またお会いする時は、何か差し入れ持ってきます！」


「そんなに気を使わなくていいわよ。気をつけてね。雅継くん、高崎くん」









柱なんだから柱らしい振る舞いを。



と心がけている私がお手本としているのはしのぶさんだ。



笑顔を忘れず丁寧な言葉使いで話すようにしている。



昔からの顔馴染みの人の前ではいつもの私だけどね(笑)









隠の彼らと別れてから、特に用もないので縁側に座った。



今日は天気が良くて暖かくて眠くなる。



ふわふわ飛んでいる蝶を見ていると、



自然と瞼が落ちてくる。



今日くらいいいだろう。



とそのまま私は暖かい陽の光に当たりながら眠った。

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