【鬼滅の刃】覚えてなかったらしい

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「今飲み物取ってくるから、ゆっくりしてて」








そう言ってAは部屋を出てしまった。






女の子の部屋。






初めてだから緊張する。






やばい、めちゃくちゃいい匂いする…







あ、ぬいぐるみいっぱいある。







可愛いなぁ！？！？






手持ち無沙汰だし、ぬいぐるみでも持っておこうと思い、オレンジ色の猫のぬいぐるみに手をかけた。







「痛ったぁぁぁ！？！？何事！？」







そこにはぬいぐるみじゃなくて生きた猫がいた。





ｼｬｧｧｧ





と、威嚇されてる。








「いきなり触ろうとしてごめんねぇ！？でもさ！？ぬいぐるみに紛れてる君も悪いと思うんだよね！！」








そう言うと、見事に猫パンチをくらった。








「君本当に猫なの！？痛いんだけど！？」








何騒いでるの、と部屋のドアが開いた。







「Aー！！この猫が殴ってくるの！！」







Aに抱きつこうとすると、猫は俺を踏み台にしてAの元へ行った。








「ぐえっ！！！何してくれちゃってんの！？俺ジャンプ台じゃないんだけど！？」







猫は俺の事は無視してAに擦り寄っている。






そしてこちらを見たかと思えば、どうだいいだろ。と言わんばかりの顔をされた。








「A！！そいつ絶対元人間だ！！！絶対そうだ！！！」


「お、落ち着いて善逸」


「何彼氏面しちゃってんの！？俺だからね！？彼氏は！！！」


「ぜ、善逸…」








そう言うと、猫は近寄ってきた。






「やっと謝る気になったか？」






人間の言葉が通じるはずもない。






俺は引っ掻かれた。

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