イワトビペンギンは愛を育む

ちゃんと食べましょう ページ6

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Bs67｢今日の夜予定ある？甲斐野からご飯誘われてさ｣




｢甲斐野さんから！え、行きたい！｣




Bs67｢おっけー。伝えとく。場所は後で送るな｣




｢うん！………ふふ、楽しみぃ｣




Bs67｢？？？

福岡住んでるのに会ったりせえへんの？｣




｢全然会わんよ！タイミングもそうやし、あとはシーズン中に気ぃ使わせたくないもん｣




Bs67｢アイツ気にせえへんと思うけどなぁ…｣






そう言いながら朝食をもぐもぐしてる圭太。
朝からよく食べるなぁ。

試合前に選手サロンで食べるから控えめらしいけど、一般人の私に言わせれば全然控えめじゃないよ。
見てるだけで胃もたれするもん。






Bs67｢サラダだけじゃアカン。ほら口開けて｣




｢朝から重い………。いつも食べてないからサラダだけでもキツいのに……｣




Bs67｢もっとアカンやん！朝大事なんやから食べて！ほら！｣




｢わかった！食べるからぁー！｣






常に身体のことを考えて生活しているが故に、ちょっとでも身体に悪そうなことをしようものなら普通に注意される。
エンジニアってめちゃめちゃ不摂生してるイメージない？
私もそんな感じなんだけど、何時だったか忙しくてカップ麺生活してて今回みたいにアポ無しでウチに来たときは説教されたもん。


あの時の圭太はほんとに怖かった。


外食でもなんでもいいからバランスよく食べて！って。
その日は外に連れ出されたし、圭太が大阪に戻ってからも毎食写真送って監視されてた。


もしかしなくても毎朝写真送っての流れに………。






Bs67｢ホンマに心配やからちゃんと食べて？
俺近くにおられへんから心配やねん。また写真送ってとか言いたくない……｣




｢うん……食べたいのは山々なんやけどね？プロ野球選手と一般人比べたらいけんよ……？｣




Bs67｢でも朝抜くのはやめよ？倒れたら元も子もないんやから｣




｢はぁーい｣






｢いい子〜！｣って頭撫でられた。ついでに強引に圭太が食べてたお肉を口に突っ込まれた。

なんか思い描いてたあ〜んじゃなかったけど、一緒にご飯食べてるだけで嬉しいよね。






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