平和な朝 ページ5
.
髪を乾かしてもらってるあいだに眠ってしまっていたらしい。
起きたら大きなベッドの上だった。隣では圭太がすやすや眠っている。
やっぱり疲れてるんだよね。ちょっと動いても起きる気配がないもん。
プロ野球選手ってすごいなぁ。
オープン戦も含めると一年間で150試合以上こなして、オフは極限まで身体を鍛えてまた野球の日々。
一晩寝ただけじゃ簡単に疲れなんて取れないよね。
それでも疲れを見せずにプレーする姿。カッコイイ。
｢……あぶな。忘れてた｣
もう一度起きてないことを確認して、スマホの無音カメラを起動。圭太の寝顔をパシャリ。
圭太の寝顔可愛くて好きなんだよね。たまにしか会えないから、こうやって内緒で写真撮って一人の時に眺めてる。
私のスマホのカメラロールはほとんど圭太の写真ばっかり。バレてないけどバレたらなんて言うかな。
よし。そろそろ準備しよう。土曜日だけど午前中仕事入ってるし、圭太もデーゲームだし。
圭太の頭を撫でてベッドを出ようとすると、腕を掴まれて逆戻り。
｢うわっ！？｣
Bs67｢……何してるん｣
｢………もしかして起きてた？｣
Bs67｢写真撮ってたとこくらいから｣
｢もー！言ってよ！｣
Bs67｢ええやん。なぁいつも写真撮ってるん？見せて？｣
｢い、いやぁ。そんなこと、ない、よ｣
Bs67｢どもりすぎやん笑 はいスマホ没収〜｣
寝起きとはいえ男、しかもアスリートの力には敵わない。
あっさりスマホを取られてしまった。
あぁぁ……、今まで撮ってきた秘蔵写真がぁ……。
当たり前のようにスマホのロックが解除された。
ロックの意味ないよね。知ってる。
ちなみに圭太の誕生日で開きます。
圭太のスマホは私の誕生日で開きます。
Bs67｢俺の写真ばっか。俺の事大好きやなぁ〜！｣
｢圭太のスマホも私の写真ばっかなの知っとるけど〜！
圭太も私の事大好きやん？｣
Bs67｢当たり前やろ。Aが一番好きなんやから｣
圭太のキレイな顔が近付いてきた。
あ、そうやん。まだしてなかった。
委ねるように目を瞑ると、ほぼ同時に唇に柔らかい感触。
そのままギューッと抱きしめられて、圭太の匂いに包まれる。
Bs67｢おはよぉ、A｣
｢おはよ！圭太！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 580人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミックーリ(プロフ) - リンさん» 天敵さんエピソード、実は温めてました……😆 (1月6日 19時) (
レス) @page48 id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 天敵ちゃん…まさかそのパターンとはw (1月6日 19時) (レス) @page49 id: 89596a4d56 (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - gluckさん» ありがとうございます☺️可愛い二人めざしてるのでそう言ってもらえて嬉しいです🙌 (1月1日 12時) (レス) id: 366a97c2ee (このIDを非表示/違反報告)
gluck(プロフ) - 何度も読み返してます！二人とも可愛すぎます。今後の展開も楽しみです。 (12月31日 8時) (レス) id: bc4e10ec6f (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - リンさん» 創作だけじゃないんですね……ホントにいるんだ……😦スミちゃんは負けません💪 (12月19日 9時) (レス) @page25 id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミックーリ | 作成日時：2023年12月3日 2時
