イワトビペンギンは愛を育む

可愛さMAX ページ37

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｢圭太！次あれ食べる！｣




Bs67｢わかった。わかったから落ち着こ？｣






翌日。行きたいところが結構あるって言ってたのもあって、午前中から街に繰り出した。
朝食は抜き。色々食べたいんやって。

たこ焼き食べたいってずーっと言ってたから、さっきまでたこ焼き食べとった。で、ごちそうさまして店出たらもうコレ。

次はお好み焼きって言い出した。
どんだけ食べるん………。いつもは少食なのに、こういうときは本当によく食べる。別腹らしい。


まあ俺も全然食べないよりもちょっと食べすぎた方がいいと思う。
大口開けてリスみたいに頬っぺ膨らませてもぐもぐしてるAは本当に可愛い。

癒し。疲れててもA見るだけでリフレッシュできるし、早く一緒に住みたい。






｢圭太まだいける？｣




Bs67｢いつもどんだけ食べてると思ってるん？全然余裕やで｣




｢じゃあお好み焼きのあと肉まん食べたい！あの有名なやつ！｣




Bs67｢それやったら先に肉まん買いに行こ。お好み焼きの後やったら並ぶかもしれへんから。せっかくなのに時間もったいないやろ？｣




｢でも圭太と並ぶのも楽しいと思うんやけどなぁ｣




Bs67｢…………なんでそんな可愛いこと言うかな｣






今心臓ギュンってなった。
さすがに可愛すぎる。今日ちょっとはしゃぎ気味で言動が幼くなってるのもあって普段とのギャップが激しい。
あかんわコレ、一日心臓もたんかも。

俺の顔も緩んでるやろなぁ。
こんなの絶対チームメイトに見せられへん。

でもなぁ。ここ大阪やもん。
既に誰かとすれ違っててもおかしくないよなぁ。
いじられるん嫌やわ。



グッと腕を引かれそっちに目をやると、Aが何やら少し遠くを見ていた。
同じところに目線をやるけど、よく分からなかった。






Bs67｢どうしたん？｣




｢ユニフォーム持って写真撮ってる人いたからちょっと気になって｣




Bs67｢へぇー。そんな人いるんや｣




｢いるよ！意外と多いんよ？ユニフォームだけじゃなくて缶バッジとかタオルとか！｣




Bs67｢Aもやるん？｣




｢………やらんなぁ｣




Bs67｢意外｣




｢だって缶バッジと写真撮るくらいなら圭太本人と写真撮りたいもん。あとそんなことしてたら会いたくなるからやらない！｣




Bs67｢…………今日ちょっと早く帰ろっか｣




｢え、なんで！？｣






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