イワトビペンギンは愛を育む

嫉妬超えてる ページ33

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Bs6｢スミちゃんはさ、圭太のどういうとこが好きなの？｣




｢え！！？｣




Bs6｢圭太は好き好き言ってるけど、スミちゃん言わないじゃん？まあ二人だと言ってるんだろうけどさ。

そんなスミちゃんがどこに惹かれたのかは凄い気になる｣




Bs2｢お前いい質問するなぁ！！｣




Bs67｢俺も聞きたい。俺以外が聞くのはちょっと嫌やけど聞きたいなぁ｣




Bs2｢なんか遠回しに邪魔って言われたような……｣




｢めっちゃ恥ずかしいですね……｣






えっとえっとと顔を赤らめてモジモジする姿に心臓がギュッと掴まれる感覚がした。

今すぐ連れて帰りたい。宗ちゃんと健矢さんがこんな可愛いAを見てるとか申し訳ないけど許せない。
健矢さんは結婚してるけど、宗ちゃん独身やし好きになるかもしれへん。


………無理。そんなんホンマに許せん。






Bs67｢やっぱり言わんくてええよ。そうやって悩んでるAが可愛すぎて宗ちゃんが好きになるかもしれへんからダメ｣




｢えぇー……っと｣




Bs6｢いやいやいや！！人の彼女好きになるわけないって！！！
………確かにちょっとキュンとしたけどさ｣




Bs67｢ほら！ダメ！！いくら宗ちゃんでも！｣




Bs2｢スミちゃん。圭太っていつもこうなの……？｣




｢うーん……。最近はあんまり見ないですね｣




Bs2｢最近？｣




｢学生の頃はこんなでしたよ。みんなでご飯行ったら絶対隣は圭太でしたし、めちゃめちゃお世話されてましたし……｣




Bs2｢あっ、そうなんだ………｣




Bs67｢健矢さん何話してるんですか。Aが可愛いのは分かりますけどダメです｣






危ない危ない。既婚者でも気ぃ抜けへん。



宗ちゃんと健矢さんに紹介したかったのは本当。
信頼してるしお世話になってるから、大事なAの存在を知ってほしかった。


でもそれとこれとは話は別。
大事なのは知ってほしいけど、可愛いとか魅力的な子だなとか思ってほしいわけじゃない。
そういう人じゃないのはもちろんわかってるよ。

けど彼女が可愛いと心配になるやろ。






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