イワトビペンギンは愛を育む

イチャイチャ時間 ページ24

.






うちにあるものと同じ大きなベッドの上で二人で身を寄せあってベタベタ。

恋人らしいスキンシップも勿論あるけど、離れてる時間が長いから普通にくっついてお話したりだとかそういうことの方が多い。


今日も｢こういう仕事があってね｣とか｢この前行ったランチが｣とかそういう日常的な話ばっかり。
圭太は物凄く喋る人じゃないからどちらかというと聞き役になることが多い。
でもニコニコ笑って相槌を打ってくれるんだ。

私ばっかり話しててつまんなくない？って聞いたこともあるけど、圭太は私が楽しそうに話してるところが好きなんだって。


でも私も圭太の話聞きたいから、色々聞いてみるんだけど気付いたら私が話してるんだよねぇ。何で？？



今日も満足するくらいいっぱい話してそのままベッドに潜り込んだ。






｢明日は何時に起きるん？｣




Bs67｢7時かなぁ。Aはゆっくり寝ててもええで？｣




｢私も同じ時間に起きるよ！ちゃんと見送りさせて！｣




Bs67｢わざわざええのに。でも見送りしてくれるのは嬉しい〜。いってらっしゃいのちゅーとかしてくれる？｣




｢圭太そういうのしたい人なん？｣




Bs67｢Aとならしたいよ。夫婦みたいやし｣




｢…………はずっ｣




Bs67｢顔真っ赤やなぁ。照れてるん？可愛い〜！｣






圭太の大きな手で頬が包まれる。
そういうことあんまり意識したことなかったし、ほんとに恥ずかしくて更に顔が暑くなった。

私の目の前には大好きな圭太。
目を細めて私の顔を見つめている。






Bs67｢ほんまに可愛い。やっぱりAが一番やわ。もう大好き｣




｢どうしたんほんとに。恥ずかしいやん、もう………。
私も圭太が一番。誰よりも圭太が好き……｣




Bs67｢………福岡帰らんでほしい。ずっとここおって｣




｢来て初日にそれ言う？笑
でも私もそろそろ圭太と離れてるのつらくなってきたなぁ｣




Bs67｢……………今年｣




｢うん？｣




Bs67｢あん時の約束。今年絶対守る。Aは嫌かもしれへんけど、優勝して迎えいくから待ってて｣




｢たしかになぁ〜。でも圭太が迎えに来てくれるなら、優勝は譲ってもいいかなぁ〜。ってね｣






まさか私がそんなこと言うと思っていなかったようで、ぽかんとした顔をしている。でもすぐに笑顔に戻った。






Bs67｢じゃあ絶対優勝せんといけんなぁ〜｣






.

オリ姫に変身→←眠り姫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す