イワトビペンギンは愛を育む

離れ離れはさみしいのです ページ11

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2時間くらい食事と会話を楽しんで、明日も早いしってことで解散。

甲斐野さんは奥さんが迎えに来た。
私と圭太は私の車で帰宅。

今日はさすがにホテルに戻らないといけないから、近くまで送っていくことにした。
ホテル前まで行くよって言ったんだけど、まだみんなに隠しときたいってさ。






Bs67｢またしばらく会われへんの嫌や。さみしい…｣




｢次いつ福岡やっけ？｣




Bs67｢次………。えーっと来月の15から｣




｢また一ヶ月くらい空くのかぁ……｣




Bs67｢無理大阪戻りたくない｣




｢………あ、待って｣






そういえば会社から有給消化してくれって頼まれてた。
まとめて取っていいって言われたし、近いうちに大阪行けないかな。

圭太がここまで帰りたくないって言うの珍しいもん。
私も離れるの嫌になってきた。

5年くらい遠距離だからって慣れないし。






｢ねぇ圭太。次福岡来るまでに、大阪で6連戦くらい試合ない？｣




Bs67｢え？ちょっと待ってな。


…………んーっと。神戸の日もあるけど福岡の前はホームやで｣




｢じゃあその週大阪行くね！｣




Bs67｢………え。ええの？仕事大丈夫なん？忙しいって言っとったやん？｣




｢うん！有給消化してって言われとるし、ちょうどいいやん！その後福岡なら一緒におれるやん｣




Bs67｢やった。それやったら頑張れる｣






さっきまで捨てられた子犬のような顔をしてたのに、一瞬でニコニコ笑顔に早変わり。

圭太は笑顔がとっても似合う。笑顔が一番好き。

ちょっと我慢すれば今度は一週間くらい一緒にいれるもん。私も仕事頑張れる。






｢じゃあまた来月ね。頑張れ｣




Bs67｢うん……。がんばる……。

A、ちゅーして｣




｢ふふっ。いいよー。……んっ｣




Bs67｢……ありがと。家着いたら連絡してな？心配やから｣




｢連絡するー！おやすみ圭太｣




Bs67｢おやすみ……｣






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｢さみしいなぁ………｣






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