「世一と私」4 ページ40
絵心はこの状況を見ていたのか、と考える面々。するとアンリが映り、鋭い顔付きで怒声をあげる。
「まず、女の子を椅子に巻き付けるのは有り得ません!! 今すぐ解放してあげて!!!」
「まあまあ、アンリちゃん。落ち着いて」
絵心がアンリを抑えると、早く外せ! と言いたげにアンリがキレていたので、Aを解放した。
「……じゃあ、本題ね。Aちゃん、お前は
「……今は、
「んー、進み具合は同じだね。それに、潔世一と同じレベルの実力者とみた。……才能の原石共よ、Aが世一に戻るまで、このままになるが、サッカーの面では困ることは無いだろう。それじゃあ、くれぐれも問題は起こさないように」
それだけ言うと、絵心からの通信が切れた。
一緒にサッカーをして見ると、案外潔世一とサッカーをしている感覚にもなり、支障もなければ、女の子とサッカーをするという刺激にもなった。
だが、これまでの世一の発言をこの女にされたのか、と考える
「待って待って待って凛!! 俺だよ! 潔だよ!! そのAちゃんが好きってことは分かったから! ねぇ!! Aちゃぁあぁぁあん!! 助けて!! A!! 助けて!! 実質Aが殺されるんだよ!? 助けて!!」
「Aは何処だ」
「だから、玲王の話聞いてた!? ねぇ、馬狼!! 助けて!」
「助けてって言われても、ヘタクソってお前に言われたって考えるとぶっ殺してやりたくなってきた」
「ねぇ!!!! 誰も俺の味方居ないじゃん!! この時空の俺強すぎでしょ!? 違うのは性別だけだよ!! ねぇ、蜂楽!! 相棒って言ってたじゃん! 相棒殺されかけてるよ!」
「でも、玲王が言った事が正しいなら、この世界の俺はAが相棒だよ」
「もー!! 誰に何言っても無駄じゃん!! 絵心さん!! 帝襟さん!! 助けて!!」
全く同じ状況に至っていた世一は、玲王の解説を受けてたものの、Aが消えたことによるショックで、激重感情を向けられてしまっていた。
Aの皮を被ったクソ男として認識されており、色んな男共に殺意までも向けられていた。
「今日俺誕生日なのに!!!」
潔世一は、知らなかった。誕生日は祝われるはずだったことを。
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渡月(プロフ) - 豆腐。さん» コメントありがとうございます!!!潔世一は不憫でなんぼですから(?)好きって言っていただけて何よりです!!これからも更新頑張りますので、待っていただけたら幸いです!!豆腐。さんのために頑張ります!!(?) (2023年4月3日 18時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐。(プロフ) - 誕生日の話の最後の潔くんが不憫すぎる……本編も番外編も全部好きです!!更新楽しみにしてます!! (2023年4月2日 22時) (レス) id: 8e2b958038 (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - 眠いちゃんさん» またまたコメントありがとうございます!!毎回好きって言っていただいて、、、もう眠いちゃんさんが好きです!!(?)男だらけで平気なのはエゴイストだからです(((((( (2023年3月23日 21時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - ちーやさん» コメントありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しい限りです…!!!めちゃくちゃ嬉しいこと言っていただけて、本当にモチベ上がります!!かっこいいって言って貰えて本当に嬉しいです!!これからも頑張って更新するので、待っていただけると嬉しいです! (2023年3月23日 21時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 格好いい…好き((( 男だらけな場所で平気(?)な主人公よ…… (2023年3月22日 21時) (レス) @page28 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡月 | 作成日時:2023年3月14日 20時