57話「生まれ変わるのは」 ページ20
「……やっぱ……
「……！！？」
Aが、二子のパスが大川に渡る前にパスカットをした。そして、マイボールとなる。
あの日、國神から教わった、自分の武器である、ゴールの匂い。その直感を信じて、動き出した結果だった。
「二子……、お前は�犹筬瓩忙�てる……。同じ眼と脳ミソを持ってる。だから、自分でシュートを撃つより、
……�牴境瓩両，舛澄�二子。最後の最後でパスを選んだお前は、ストライカー失格だ……！」
そして、Aは前線にボールを出し、チームＺのカウンターアタックが繰り広げる。
チームＹの面々は焦った様に自陣に戻り始める。
「やばい、カウンター返されるぞ！ 拾え、戻れ！」
──────パス出せば、一点だな。
──────私は２９９位だし、とりあえず、最後まで逃げ続けるのが安全策だな……
──────勝ちたかったぁ……
これまでの自分と、二子を重ねているA。あの時の自分は、ストライカーとして、失格だった。自分でゴールを狙わずに、逃げていた。
シュートではなくパスを選んで、負けて、後悔して、泣いた。
弱かった自分なんて、もう見たくもない。それに、そんな自分のままじゃ、嫌だ。小さい頃、なぜサッカーを始めたのか。あの時憧れたノエル・ノアは、そんなストライカーじゃなかっただろう。
─────……あの時の私は、もう要らない。欲しいのは、勝利だ。生まれ変わるのは………、今だ。
「ナイス、A！」
Aのロングパスを受けた國神が、駆け上がる。だが、チームＹのディフェンスが二枚、國神を止めようとファウル覚悟で止めに入る。でも、國神のフィジカルで何とか伸し切る。
「ク…ソが……、この先、任せた！」
「承知つかまつった！」
國神が蜂楽にパスを出し、蜂楽の武器、ドリブルで敵を難なくとかわす。
「後はお願い致しやす！」
ダンっと力強いパスを出し、そのパスは、我牙丸の付近を通る。そして、先程のように我牙丸が自分のバネを使い、シュートしようとするも、一歩届かない。
「あ、ちょ……無理」
「やばい、外した……！？」
チームＺも、負けを覚悟したその時、蜂楽が口を開く。
「俺の狙いは、その向こうの……１１番だ。
決めろ——エゴイスト、潔A！」
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渡月(プロフ) - 豆腐。さん» コメントありがとうございます！！！潔世一は不憫でなんぼですから(？)好きって言っていただけて何よりです！！これからも更新頑張りますので、待っていただけたら幸いです！！豆腐。さんのために頑張ります！！(？) (2023年4月3日 18時) (
レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐。(プロフ) - 誕生日の話の最後の潔くんが不憫すぎる……本編も番外編も全部好きです！！更新楽しみにしてます！！ (2023年4月2日 22時) (レス) id: 8e2b958038 (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - 眠いちゃんさん» またまたコメントありがとうございます！！毎回好きって言っていただいて、、、もう眠いちゃんさんが好きです！！(？)男だらけで平気なのはエゴイストだからです(((((( (2023年3月23日 21時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - ちーやさん» コメントありがとうございます！！楽しんでいただけて嬉しい限りです…！！！めちゃくちゃ嬉しいこと言っていただけて、本当にモチベ上がります！！かっこいいって言って貰えて本当に嬉しいです！！これからも頑張って更新するので、待っていただけると嬉しいです！ (2023年3月23日 21時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 格好いい…好き((( 男だらけな場所で平気(？)な主人公よ…… (2023年3月22日 21時) (レス) @page28 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡月 | 作成日時：2023年3月14日 20時
