本の内容 ページ10
Aは部屋に来ていた。
そこにはフードを被った者が寝ていた。先程の倒れた者だ。
小さくため息を吐くとAは近くにあった本を読み始める。
倒れたこの者を看病する(といってもウェンディが治してくれたためただ見ているだけなのだが)順番が回ってきてしまったためAが見ていた。
「……」
何だか本に集中できない。そこにいる者のフードを取りたい衝動にAは他の何にも集中出来ずにいた。
そうだこの本の内容をひとつひとつ胸に刻みながら読んでみよう。
本の作者はラキチ・ナーブィという作者。題名は"風、きみをつれて"。ラキチ・ナーブィは毎回ミステリー小説を書いていたが今回は恋愛小説だったためたくさんの人がこの本を買ったらしい。
内容は主人公がイーモソという女性に出会い恋に落ちるところから始まる。だがイーモソはとても優しく回りの人からもとても愛されていた。時々見せる姿が儚げでまるで野に割く一輪の花のようだった。そしてひょんなことからイーモソと自分は姉弟であることを知る。
そしてイーモソには想い人がいてその人とイーモソは結ばれるという何とも寂しい終わりかただ。
そして最後に「イーモソと彼は始めてみたときから惹かれあっているんだと気がついたよ。だって僕はイーモソが彼を見つめる視線に惹かれたんだから」と告げていた。
Aはこの台詞が好きで何回も読み直していた。
ラキチ・ナーブィはこの本。"風、きみをつれて"は「いつかどこかで起こる」と最後のページに書かれていた。
Aは最初はこの本の意味がよく分からなかったが今となってはよくわかる。
この本はきっとー…
「あのっ…！」
『！』
するとフードの者が目覚めていた。Aは本に熱中しすぎて起きたのに気がつかつかなかったのだ。
『あ、起きたのね！ここは私の家よ』
「そうですか…」
『体調は大丈夫？？』
「まぁ大丈夫…」
『私はA。Aスカイフェレナ。あなたは？』
「俺は……ニルです」
『じゃあニル行こ？』
え？どこに？ニルはそう思ったが黙ってついていくことにした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
エルザ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりらびゅ(プロフ) - リオさんありとうございます！頑張ります(*^^*) (2013年6月28日 23時) (
レス) id: 4dfaae2d8a (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 面白いです(*^。^*)更新頑張って☆応援してるからね (2013年6月28日 20時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海姫 | 作成日時：2013年6月10日 16時
