感染者と二人の死 ページ47
「「ぐぁ…ああぁ……」」
すると同時にキーツィとダディは全身に痺れるような痛みが一瞬襲った。
だが直ぐにフッと力が失われた。
「なに！！？」
「キーツィ…ダディ……」
すると二人の体がうっすらと光始める。
「(これは夢で見た…！)」
「なんで…！？二人とも体が……！！！？？」
「ごめん……最後まで力になりたかったんだけどな…さすがにそこまでは出来ないか…」
「俺達がやった罪だ。そう簡単に償わせてはくれないことも分かっていたんだが…」
「まさかお前ら…屍ノ人の感染者か？」
「「「っ！！？」」」
ニルの一言でみんなはバッとダディとキーツィをみる。
否定せず薄く笑う二人にそれが事実なんだと知らされる。
「なんでだよ！！！なんで…こんなっ！！」
「すまない…」
「でも俺らおまえ達のこと好きだぜ！」
「私たちだって！！」
「友達になれると…思ったのに……！」
「俺らもう友達じゃね？」
「仲間だ」
キーツィとダディがそういうと二人は光に包まれ空に昇っていく。
「キーツィ！！！ダディ！！！」
「ニル…本当にすまなかったな」
「そんなことどうでもいいんだよ！！そんな勝手にいなくなるなんて許さねぇぞ！！！」
「俺達は見守ってるから」
「キーツィィイ！！！ダディィイ！！！」
「「じゃあまたな」」
そういうと二人を包んでいた光は空に昇り泡のように弾けて消えた。
「なんでだっ……なんでだぁあ！！！！」
「こんなの…残酷すぎる…！！」
みんなの力尽きた声が響く。そのなかでそぐわぬ笑い声が響いた。
「あっはははは！！！！なんという傑作だ！！Aを助けようとして自分達が死ぬとは！！傑作以外のなにものでもない！！」
「ふざけんなっ！！」
「！」
「なにが傑作だ！！キーツィとダディは自分達の命を懸けてAを助けようとしたんだ！！」
「それを笑うことなんて許さないわ！！」
「許さないだと？私はなにもわるくないじゃないか！！許す許さないとかの問題ではないだろう。」
「今までそうやって生きてきたんだったらお前は本当に可哀想な人間だ。」
「私が…可哀想だと？」
「あぁ可哀想な人間だよ。人の痛みや悲しみを知らない本当に可哀想な人間だ。」
そう言いながらみんなは悲鳴をあげるからだに鞭をうち起こす。
「俺らは絶対おまえを許さねぇ！！！」
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
エルザ
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まりらびゅ(プロフ) - リオさんありとうございます！頑張ります(*^^*) (2013年6月28日 23時) (
レス) id: 4dfaae2d8a (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 面白いです(*^。^*)更新頑張って☆応援してるからね (2013年6月28日 20時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2013年6月10日 16時
