誕生日会準備 ページ16
絵麻「急いでるんですか？」
風斗「...なんでそんなこと、部外者のアンタに教えなきゃなんないの？」
絵麻「え！？」
風斗「...あ。髪型、変えたんだね。」
絵麻「あ...。」
風斗「ごめん...僕、今まで気づかなかつた...。姉さんがそんな美しい人だってこと...。」
絵麻(ね、姉さん...。)
風斗「姉さん。」
絵麻「！な、なんでしょう！？」
風斗「...今だけ、忘れてもいい？...僕と姉さんが、兄弟だってこと..。」
絵麻「え！？」
風斗「...なんてね♪」
絵麻「え？」
風斗「今本気にしたでしょ、ありえな〜い！髪型変えただけでお姫様気分？ウケる〜！」ハハハッ
絵麻(...騙された...。)
風斗「...あれ？もう1人のお姉さんは？」
(え、もっとイチャイチャしてくれていいのに！)
ヒョコッ
「こっちだよー！」ふりふり
風斗「！！...ふ、ふーん。...まぁまぁじゃん...。」ボソッ
「？」
プルルル
風斗「...ん？」
ピッ
風斗「...今？...家だけど。だから〜、あのスタジオのヘアメイク、センスないって言ったでしょ？僕の兄貴の方が何倍も...、...うん、分かった...行くよ。」
ピッ
風斗「はぁ〜あ。琉生兄がいないなんてついてないな〜...。...じゃあね〜、キ・レ・イ・な、おねーさん達。」
絵麻「うぅ...。」
「絵麻姉！気にしちゃだめだよ、すっごくカワイイんだから！」(もぅ、少しは言葉を選ばないと、後で後悔しちゃうんだからね！)
絵麻「...ありがとう。」
〜誕生日会〜
弥「わ〜！ケーキおっきい！！」
椿「おいしそ〜！」
要「すごいね、妹ちゃん達。」
右京「見事な出来映えです。」
祈織「食べるの、もったいないくらいだよ。」
絵麻「...あ、ありがとうございます。」
「ありがとうございます！」(もっと絵麻姉褒めて！)
弥「すご〜い！ホントにホントにすごいよー！」
雅臣「弥。」
弥「ん？」
雅臣「これはね、昴のためにお姉ちゃん達が作ってくれたものだから、弥が昴より喜んじゃいけないんだよ？...い〜い？」
弥「...そっかぁ。」
とっとっ...
弥「ごめんなさい、すばるん。」
昴「ふっ。」ポンッ
絵麻「...いいですね、兄弟って...。」
「そうだね...。」
昴「なっ...！」ふいっ
(昴さん照れてる！絵麻姉もっともっと！！)
侑介「...これ、お前達2人で作ったんだよな...？」
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作者名：さくら | 作者ホームページ：http://66e2e4d9d51
作成日時：2018年5月30日 14時
