＜アイズ＞~守るために~4 (ページ38)

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情報＜一星充side＞ページ38

充実は俺も明日の日本代表発表に行くんです。そうだ！俺と一緒に行きましょうよ！』

思い切って勝負に出た。この人からはもっと情報が取れるかもしれない…

彼女は兄弟がいると言って迷っていたがしつこく言っていたら2人っきりで行こうと言ってきた

2人っきり…何故かその言葉になぜか口角が上がる

その後彼女と連絡先を交換し、ホーム画面を見た。

横顔か…。

少しからかってやろうと彼は思い可愛いと言った。

すると少し頬を赤らめてやめてと言ってきた彼女に一星はドキッと胸の高鳴りを覚えた

『呼び捨てにしてください。』

なぜ自分でもそんな事を言ったのか何となく察しがついていた

彼女が気になるのだ。1人の女性として…

今までにないことに一星は混乱したがそれを決して表には出さない

会計を済ませ彼女を駅の外まで送る。その時もチラッと顔を見てしまう。

どこか深い闇を抱えているような金色の目に惹き込まれる

貴それじゃ充、また明日ね！今日はありがと』

充いえ…俺こそ命を助けてくれてありがとうございました！先輩、また明日！』

命の恩人だった彼女に正直、悪い気など全くなかった

情報を取りたいというのは自分の勝手な言い訳に過ぎないのかも…と一星は別れた後彼女を見つめながら思っていると

彼女が石につまずいた。

その姿が可愛いらしいと思い一星はふっ、と笑みをこぼしたのだった。