【そらる】心が読める少女を救いたい2

番外編4 ページ19

4/27.28.29.30.5/1.2は更新出来ません…
遠征なので…きょうの都合が合えば出来るかも
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リア友【お湯】のリクエスト
従兄弟のお兄さん【伊東歌詞太郎】

「久しぶり」


ベンチに腰掛ける


この人は伊東司、私の従兄弟…だった人？


『私眠いの、寝かせて』


本当にこの人何考えてるか解んない


まだ6時だぞ？朝だぞ！！


「はは、ごめんね？ちょっと聞きたいことがあって」


_大丈夫かな


何が、眠気のことか？大丈夫じゃない


「あの…和佳のこと」


『あぁ、そんなこと』


そんなこと、こんな言葉で済ませるようになった


あんな奴、赤の他人だ


強いて言えば同じ学校の同級生


「大丈夫？家のこととか」


心配性だなぁw変わってないね


『大丈夫だから、安心して！』


ニッ、と笑ってみせる


すると、兄さんは下を向いて


「そっか…ごめんね、気づけなくて


そんな顔させちゃって…」


と、悔やむように拳を強く握った


別に、司兄さんは何も悪くないのに


私は司兄さんの手を握る


『司兄さんがそんな顔するのは嫌だ


私は笑顔がみたい』


少し我が儘っぽく言う


司兄さんは私の意図に気づいたのか


「そうだね、まずは僕が笑わなきゃ」


と、静かに微笑んだ

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