溺愛彼氏 ページ12
takumi side
意外と一店舗目で長居をしてしまって
純喜くんの提案でカフェで休憩することにした。
純「拓実、座っといて？」
拓「え、あ、」
純「荷物置いとってくれたら助かる」
一緒に注文スペースに行こうとしたら
有無を言わさず、つまり待っとけ、と制されてしまった
いいのかな…とソワソワしながら待っていると
トレーを持った純喜くんがやってきた。
拓「ごめん、ありがとう」
純「ん？全然」
なんのこと？ってサラッとかわしてくる
純「はい、カフェラテ。ミルク多めにしてもろたからいけるよな？」
拓「……うん、大丈夫」
純「あとチョコケーキかいちごタルト、どっちがいい？」
拓「……純喜くんは？」
純「拓実の要らん方で」
拓「……いちご、食べたい」
純「ん、どうぞ」
コトッと美味しそうないちごタルトを置かれる。
チョコケーキうまそ〜！って喜んでるけど
気付いてるんだから。
自分だったら抹茶とかモンブランとか選ぶのに
全部俺の好みで選んでること。
拓「ありがとう…純喜くん」
純「ん？」
拓「ううん、美味しいね」
ここはあえて気付かないフリの方が彼のためだ。
糖分を補給してつかぬ間の休憩を終えた。
純「は〜最高の休日やなぁ」
外に出てぐーーっと体を伸ばしてる純喜くん。
幸せ、だよ、ほんとに。
昔の俺は家で引きこもって寝るかドラマ見るかの
二択だったのに、外に出るのがこんなに楽しいなんて。
その後もオススメのお店を何店舗か回って
気付けば純喜くんの両腕には大量の紙袋が掛かっていた
俺も自分の分を少し選んでいくつか購入した。
拓「重たいやろ、ちょっと持つよ」
純「いいいい！幸せの重みやん、これ」
拓「ほんま…？無理したらあかんよ、？」
純「むしろごめん、持ってあげれんくて」
拓「……ううん、全然」
この状況でそんなことを考えるとは恐ろしい甘さっぷり。
外はすっかり薄暗くて、もう買い物は十分にできた。
あとはご飯をどうするか、
少し迷っているとブーブーと純喜くんの電話が鳴って
ごめん、拓実取ってくれん？と頼まれる
画面をタップすると相手は奨くんで。
拓「はい、もしもし」
奨「…あれ？拓実？」
拓「今純喜くん出れなくて、どうしました？」
奨「あのさ、蓮と焼肉来てるんだけど、一緒に食べない？」
タイミングのよすぎるお誘いに、たまにはいっか、と
二つ返事でOKして、お店へと向かった。
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りょあ(プロフ) - お礼が遅くなってしまいすみません🙇リクエストに応えていただきありがとうございました！めちゃくちゃ好みのお話でした。これからも楽しみにしています🫶 (3月4日 1時) (
レス) id: 23fb7808a8 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - ナビさん» え〜〜！！楽しみです！！✨ハヌルさんの返信してくださった内容見た時、自分でも聞いたことないような声(？)を出してしまいむせました､､笑それほど、嬉しかったです！ありがとうございます！楽しみにしてます🫶 (2月9日 17時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - いかだべーすけさん» いつも感想ありがとうございますありがとうございます…！皆様に気付かれないように少し早めのバレンタインと致しましたっ。感動していただけてとても嬉しいです…！このお話の拓実くん目線も書いていきますので、楽しみにしてくださいっ！ (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - runaさん» 感想いつもありがとうございます…！健気な拓実くんは書いててもとても楽しいです…♡ (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - バレンタインだったんですね､､！！ハラハラドキドキで、すっごく感動しました！ハヌルさんはいつも時制(？)があったお話を書いてくださっているので、すごく読んでいて楽しいです♡これからも楽しみにしています！！大好きです🫶 (2月8日 19時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハヌル | 作成日時：2024年1月6日 12時
