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junki side
純「…あの、拓実の好きそうな服、最近入ったりしてないですか？」
会計まで来て、あとは支払うだけのタイミングで
申し訳なかったけど、店員さんに聞いてみた
『……あぁ、そういえば、一点ございます』
純「見せて貰ってもいいですか？」
『勿論、お持ち致しますね』
拓「ちょ、純喜くん？」
純「ええから、見てみよ？な？」
拓「気にしやんでいいのに…」
買わない拓実を気にしてると思ってるのか
申し訳なさそうな顔をしている。
違うよ、そんなんじゃない。
『こちらです、本日入荷致しまして、まだ店頭に出していなかったのですが…如何でしょうか』
裏から出してきてくれたのはジャケットで
しっかりした生地に上品な花柄のものだった。
拓「えっ……かわいい……っ」
一瞬で煌めいた目を俺は見逃さなかった。
純「それください」
拓「えぇっ？！」
『かしこまりました、お会計は…』
純「あ、一緒でお願いします」
待って！って横から止めようとする拓実を
大丈夫って頭を撫でかけて、ギリギリ手を引っ込めた
純「ここ教えてくれたんと、俺の服選んでくれたお礼やから」
拓「いや、そんなん…！」
純「受け取ってよ、絶対似合うやん、拓実」
はいっと拓実の分の紙袋を渡すと
ぎゅっと握りしめて、ありがとうって照れたように言われた
かわい、ほんま何でもあげたなるなぁ。
『…なんだか、いつもの川西さんとは違いますね』
拓「えっ、」
『どちらかと言うと静かで、サッと見て買って帰られるじゃないですか、私と最後に少しお話するくらいで』
拓「……」
『今日はいろんな表情や感情がある川西さんで、少し驚きました。河野さんが引き出しているんでしょうね、』
おふたり、とても素敵です、
そう言われて顔を真っ赤にして俯く拓実。
俺からすればもう慣れてしまっていつもの拓実だったけど
周りから見るとそんなに違うのか…と
俺に対する素直な拓実に優越感が湧く。
『河野さん、またいらして下さいね』
純「是非、またお願いします」
『いつでもお待ちしております』
拓「ありがとうございました……これ、大切に着ますっ」
『ええ、とても良く似合われると思いますよ』
お礼をして店を出る。
誰にも見えないようにコソッと頭を撫でてやった。
純「可愛いな、拓実」
拓「……あつ、い」
手でパタパタと顔を仰いでて思わずにやけてしまった。
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りょあ(プロフ) - お礼が遅くなってしまいすみません🙇リクエストに応えていただきありがとうございました！めちゃくちゃ好みのお話でした。これからも楽しみにしています🫶 (3月4日 1時) (
レス) id: 23fb7808a8 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - ナビさん» え〜〜！！楽しみです！！✨ハヌルさんの返信してくださった内容見た時、自分でも聞いたことないような声(？)を出してしまいむせました､､笑それほど、嬉しかったです！ありがとうございます！楽しみにしてます🫶 (2月9日 17時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - いかだべーすけさん» いつも感想ありがとうございますありがとうございます…！皆様に気付かれないように少し早めのバレンタインと致しましたっ。感動していただけてとても嬉しいです…！このお話の拓実くん目線も書いていきますので、楽しみにしてくださいっ！ (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - runaさん» 感想いつもありがとうございます…！健気な拓実くんは書いててもとても楽しいです…♡ (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - バレンタインだったんですね､､！！ハラハラドキドキで、すっごく感動しました！ハヌルさんはいつも時制(？)があったお話を書いてくださっているので、すごく読んでいて楽しいです♡これからも楽しみにしています！！大好きです🫶 (2月8日 19時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハヌル | 作成日時：2024年1月6日 12時
