9話! ページ10
Aside
可哀想。と思った。
助けたいと思った。
だからなのかナ?
ぼくの体は、気の方へ向かっていた。
今「なにをするんですか....?」
心配そうな目でみてくる今剣。だが、振り返らず
小「え....」
刀の柄をつかみ引っこ抜いた。
あまり深く刺さっていなかったからなのか、はたまた、彼女が夜兎だからなのか、刀は簡単に抜けた。
が、少しでも衝撃を与えたらおれてしまいそうなほど、その刀はきずついていた。
優しく刀を持ち、二人の元へ戻る
二人は驚いたような顔をしていたが気にせずに、
『さてと、じゃあ、審神者部屋へ行こうカ。この本丸にも、あるデショ?』
と明るい声で聞いた。
小「う、うん....本丸の二階に....」
今「ちょうどいまみえているまどのへやですよ!」
窓....といっても、ガラスが張っていない。
誰かが割ったのだろう。
だがこの高さなら......
『二人とも、しっかり僕に捕まっててネ?』
そう言って僕は、二人と、錆び付いた刀を抱えた。
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2023年1月25日 18時) (レス) @page19 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年7月18日 21時) (レス) @page19 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年2月10日 5時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Reira | 作成日時:2017年12月14日 22時