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第1話忠告 ページ2

朝、


鳥たちがさえずり、




魔界では朝日がのぼり、




新しい一日が始まった




___________________________________________




『いいですか、くれぐれも気をつけてくださいね』


 
と白髪の少女、もといAは靴を履きながら念を押すように言う





「わかってるわ〜大丈夫よ心配しないで」



と母親らしきおっとりとした女性が言った





「そうだぞ!父さんたちは子供じゃないんだ!」



続けざまに真面目そうな雰囲気の男性が言った





しかしAは食い気味に言った



『とか言って昨日胡散臭い壺売りに騙されかけてたのはどこの何奴ですか』




そう実はこの2人とても騙されやすいのである




その上カモにされがちなのだ





「だって仕方ないのよ〜



もとはと言えばお母さんが壺を壊しちゃったのが行けないんだから」






『それがそいつらの手口です!元から壊れやすいようできてるんですよ



私がいなければ3000万ビル騙し取られてましたよ』




「だが、父さんたちは大丈夫だ



もう騙されんぞ!」




『それもう66回聞きました』



Aは深いため息をつき、扉に手をかけた





『とにかく、誰か不審な人物が来たり、変なメールが来たら



即!私に電話もしくわメールしてください



いいですね!?』




ええ、ええ、わかってるわかってる、と実に信用ならない返事の母をジト目で見るA





ところで、と父が口を開く






「本当にその制服で良かったのか?」






『もちろんです



スカート苦手ですし、何よりデザインが、、、』






と余程嫌だったのだろう制服を思い出し、少女は苦虫を噛み潰したような顔をする






「なんで?じゅうぶん可愛いじゃない」




「ああ、家にあるのより控えめだぞ」





夫婦そろって首を傾げる







『どれも一緒です』






今からでも元のにしようと両親が言ってきそうなのを察してAは一喝した





このやり取りの所為でかなり時間を食ったのでAは早足で家を出る

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【スキ魔】

〜昨日〜

「奥様ぁ困ります



これとても高価な壺なんですよぉ



壊したなら弁償してもらわないと3000万ビル」



「あらあら、ごめんなさいね〜


ちょっと待っててくださいね今通帳を、、、」







『お帰りください』


流れるように叩き出すAであった

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名無し49579号(プロフ) - 暁月臨さん» うれしいコメントを本当にありがとうございます!!気に入っていただけてよかったです!更新頑張ります! (12月19日 0時) (レス) id: 8a759b1a19 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!更新待ってます!! (12月19日 0時) (レス) @page17 id: ed675d0e79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し49579号 | 作成日時:2023年9月23日 23時

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