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．
「、、たくやぁ、、くん．．．はぁ」
「、、、嫌だったら言ってな」
「大丈夫だよ、」
息が上がっている彼。こんな姿は初めて見た。
始めは短く途切れるようなキス
次第に絡められていく舌。深くて息苦しいものへと変わる。
ﾁｭｯ、ﾁｭ、、音を立てながら何度もキスを交わす。
いつからだろう、拓弥君がこんなにも大人になったのは。キスを交わしているときの彼はとても色っぽくて、繊細で、優しくて、愛おしく思えた。
出会った頃はまだ今より少し幼くて、可愛らしさの方が勝ってたのになぁとか考えてた。
「そろそろいい？」
と言って見つめてくる拓弥君。
「、、、、、うん。」
拓弥君にも限界がきていることが分かった。
「緊張してる？」
「うん。だいぶ」
「、、、俺も」
恥ずかしいのか俯きがちに言う。
(えっ！何！？今の可愛過ぎるよ、)
「私、、、拓弥君なら大丈夫だから」
そう言うといつもと違う激しいキスがはじまる。
「んっ、はぁ、苦しぃ、」
「ごめん、ごめん」
だんだん気持ちよくなって求めてしまう自分がいる。それに応えるかのように拓弥君がもっと舌を絡ませてくる。
体と体が熱い
「、、んん゛っっ」
体が揺れるたびに激痛が走る。初めてってこんなにも痛いんだな。
「痛い？大丈夫？」
心配そうに拓弥君が聞いてきた。
「ん、大丈夫、、」
でも、やめたいとか嫌だなんて全然思わなくて。むしろずっとこうしてたいって思った。
「もう少し力抜いてみて」
「うん」
最初は痛かったけどそれはすぐに快感に変わった。
動きがさらにスピードを増す。体と体がぶつかり合う音が響く。
「たくやっ、、くんっ」
「Aっ、お前えろ過ぎ」
「っちょ、、何言ってんっ」
声を出そうとすると唇をふさがれ、激しく体が揺れる。
．
そのまま朝まで2人でお互いを求め合った。
行為中、何度も私の名前を呼んでくれた拓弥君。
不安な気持ちだったけど拓弥君のおかげでそんな気持ちなんてなかった。
*
拓弥君と初めて身体を重ねた日。
私たちが出会った中で特別な日になったと思う。
次の日、朝目が覚めると隣には綺麗な拓弥君の寝顔。
寝息を立てながらすやすやと眠ってる。
幸せってこういうことだな。
――――――
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作者名：こみゅ | 作成日時：2018年5月19日 3時
