神影家の特級様3【呪術廻戦】

128話 ページ36

『……』







人が泣いている時どうやって慰めればいいか分からない


とりあえず頭を撫でるが……これでいいのか？











『……』













五条悟と仲良くするつもりなんてなかった



















五条悟が嫌いだった




俺の持っていない“全部”を持ってるから









いっそのこと俺を嫌ってくれたらいいのに





俺を嫌って、俺なんか見なければ










“神影A”という存在が無ければ














悟は幸せになれたはずなのに
















悟が















笑いかけてくれたから

















俺に光をあびせてくれたから

















俺に手を差し伸ばしてくれたから



















五条悟の事が嫌いでも五条悟が憎くても













どう足掻いてもきっと俺は五条悟に惹かれていたのだろう
















『…部屋に悟の好きなお菓子いっぱい置いてあるけど食べない？』


五「…たべる」


『ふッ…悟が好きって言ってたクッキーもあるぞ』


五「まじ！！？」










顔を上げキラキラとした目でこちらを向いた


さっきの涙はどこいった…












『ほら、早く行こーぜ』



五「！…おう！」



















五「A！これも美味しい！食べてみろ！」




『…む''り…甘すぎるッ』




五「？」














________________

________

__













・

・

・

？「今度こそ…迎えに行くからねAくん」



















『？』



五「どうした？」



『いや…なんか……』



五「ん？」



『……』











気のせいか…？


さっき誰かから名前を呼ばれた気が……




しかも声がアイツに……








って……気にしすぎか？








やっぱりあの時殺すべきだったか…？




でも…まだあいつの正体が分からないしな、

調べてみるか……

















…

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