41.預ける ページ41
「…白無常
朝飯は、レオとリッパーが作っているからな。」
白無常は、ベインの言葉にホットした。
「…そういえば、1番早く起きたのは誰なんだ?」
黒無常は、自分たちは1番最後だとはわかっていたが、1番早く起きたのは誰かわからないらしい。
「ハスターだぞ
朝っぱらから、読書するのは、ハスターぐらいだよな
ちなみに、ジョーカーは散歩行ってる。」
子を拾ってきた張本人ハスターが、1番早く起きると思っていたにはいたが、いつも、最後辺りで起きているハスターだったので、「ここは、リッパーやレオ辺りか?」と思っていたらしい。
「そうですか
なら、子をハスターの元に預けましょうかね。」
白無常がそう言うと、子は2人と手をつないだまま、2人を見上げてきた。
「そうですね
でしたら、早く預けた方がよろしいかと…」
ジョゼフがそう言うと、黒無常は、「なぜだ?」と訊くと、「ハスターさんは、意外に楽しみにしていそうですし」と言った。
「そうだな…さっさと預けに行くか。」
黒無常は、自分の右手を上げ、子に、「行くぞ」と言った。
「では…」
白無常も黒無常のように、子と手をつないでいる自分の左手を上げ、子に、「行きますよ」と言ってから、図書室に向かった。
カーテンの開いていない、少し暗い通路を通り、図書室に向かう。
コツコツ
コッコッ
コツコツ
3人は、仲良く手をつなぎ、図書室に向かっている最中に、あまりにも子が楽しそうにぶら下がったりするので、白無常は、「そんなに楽しいですか?」と訊くと、子は満面に笑みで頷いた。
少しすると、ヴィオレッタ嬢の部屋へのドアよりも大きいドアが見えてきた。
黒無常は左手でドアを開け、白無常は右手でドアを開けた。
ガチャン
中に入ると、左も右も前も後ろも、本棚で埋め尽くされており、梯子を使わないと取れない位置にまで本がしまってあった。
「ん?
ああ、白黒無常と…子か。」
図書室は階段で上に上がると、本を読むスペースがある。
ハスターは、落下防止の低いフェンスに肘を置き、下に居る白黒無常と子を確認した。
「ハスターさん、子をお願いしますね。」
白無常は子と同じ目線になり、「上に居るハスターさんと居て下さいね?」と訊くと、子は、「うん!」と頷き、2人と手を離し、ハスターの元に向かって行った。
「さて、今日の朝飯はなんだったかな。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーハンター
黒白無常 白無常
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みかみー - いつも楽しく読ませていただいています。11話の美智子がフォークやスプーンを使えるようになった時にリッパーやジョゼフは食べずに寝ていたとあるんですが、もしかして見ていたですかね? (2019年6月23日 9時) (レス) id: 6d48962261 (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 白無常と黒無常は同一人物だと思います (2019年3月16日 19時) (レス) id: 4b87c0ad36 (このIDを非表示/違反報告)
散り際(プロフ) - ぐうたら猫さん» コメントにもつながるが漢字で書けなかったので、平仮名で書きますね! (2018年12月17日 20時) (レス) id: 3252a69c62 (このIDを非表示/違反報告)
散り際(プロフ) - ぐうたら猫さん» ご報告ありがとうございます!多分、変換で可笑しくなっているんだとは思います…(親の携帯からだと表示されなかったです) (2018年12月17日 20時) (レス) id: 3252a69c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - こんばんは。第44話の冒頭付近も『繋がる』の部分が『・がる』になってました! (2018年12月17日 20時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:散り際 | 作成日時:2018年10月15日 4時