女神の名を持つ少女 Ⅱ (ページ44)

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私は重い足取りでやっと寮に戻り、談話室に戻ると
もうシャワーなどを済ませてブラックと雑談しているジェームズがいた。

だが彼は他からみると普段通り見えるがだがやはり長年一緒にいる私からはどこかぎこちなかった。

私は先ほどの事で話したい事があったのでジェームズにアイコンタクトをした。

ジェームズは私に気付き、私の方へ来ると

ジェ「どうした？」

『さっきの事で話があるの今は私シャワー浴びたいから３０分後に湖のあの場所に来て』
　
ジェ「……はぁ…わかった」

私は急いでシャワーを浴び準備をし、ジェームズとの待ち合わせ場所に向かった。

あの場所とは一年生の時にジェームズが私の悪口の言っていた他寮の女子生徒に怒鳴りつけた木の側のこと。
たまに私とジェームズはそこで二人で悪戯の作戦を考えたり、雑談している場所である。

そこに向かうのもうすでに彼がいた

『ジェームズ、ごめん遅くなって待ったでしょ』

ジェームズに謝罪しなが彼の隣に座り
こちらに気づいたジェームズはフット笑い

ジェ「別にそこまで待ってないよ。その話っていうのはシリウスの事でだろ。アテナもう隠さないで言うけど、君がシリアスの事が嫌いなのは勿論知ってる。でも彼は君に本気で惚れてる」

ジェームズはいつも笑顔でふざけてる感じはなく、本気なのがわかった

『……ジェー』

彼女はジェームズの肩に手をおき、微笑んで

『いやよ』