魔法じゃ無いです、霊力です。第２章【ツイステ】【東方project】

お迎え ページ22

Aside

A「全く。朝から元気だね、2人とも。」

私は焼き魚を両手に2人に話しかけた。
残りのふたつは私の周りにいつも浮いている幽霊達に運んで貰った。

デュース「あぁAか。おはよう。エースが世話になったな」

エース「お前は俺の親か！…ってお前美味そうなの持ってんじゃん」

A「朝ごはん。どーせ食べるでしょ？用意してあるから食べなよ。」

エース「マジで！？食うわ！」

朝ごはんに食らいついたエースは一目散に談話室の方へ歩いていった。
……デュースを置き去りに。

デュース「……俺はどうすれば？」

A「デュースも食べてく？」

デュース「いや、俺は食べたから大丈夫だ。」

A「なるほど、じゃあ談話室でゆっくりしてればいいんじゃない？」

デュース「あぁ、そうさせてもらおう。エースを寮に引きずって戻さないとだからな。」

私たちは言葉を交わし、談話室へと向かった。

ユウ「あ、Aちゃんおはよー！
………ってなんでデュースがいるの？」

談話室に行くとのんびりしているユウと朝ごはんを待つグリムとエースがいた。

A「ユウおはよ。デュースはエースを迎えに来たんだって。
それより朝ごはん食べよ？冷めちゃうから。」

グリム「おぉー！焼き魚なんだゾ！早く食べるんだゾ！」

ユウ「これAちゃんが作ったの？すごいなぁ…」

A「褒めたってなんも出ないよw」

デュース「エース、わかってるな？食べ終わったら…」

エース「わぁってるって！おい、ユウ、A。昨日の約束、忘れてないよな？」

………忘れてた。
そうだった、着いてくんだった。

エース「A、その顔忘れてたな。」

A「面霊気!?」

エース「違うわ！なんだよそれ！」

ユウ(私も忘れてたなんて言えない………)

なんやかんやで言葉を交わしつつ、食事をとる私達。
なんだか懐かしい…

〜少年少女食事中…〜

朝ごはんも食べ終わり、オンボロ寮を出てエースとデュースと一緒にメインストリートを歩いていた。

グリム「おうおう！どけどけ〜！
今日からナイトレイブンカレッジの生徒であるオレ様のお通りなんだゾ！」

今日も今日とて自慢げにメインストリートを歩くグリム。
楽しそうだけどどこか腹が立つ……

グリム「見ろこの首輪を！お前のダッセー首輪と違ってめっちゃキマってるんだゾ！
しかもオマエ今は魔法が使えないんだろ？
今日は一日雑用係として学校の掃除でもしてたらいいんだゾ！」

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