【君と僕。〜恋愛以上の幼馴染〜番外編】 好きな人。

第2話　あれから ページ3

＿＿＿＿＿＿＿＿＿要の家の中


あ「おじゃましまーす・・・」

要母「あら!!Aちゃんじゃない!!
　 久しぶり〜、何年ぶり?
　 あ!!要君は私のモノよ？」

あ「あ、はは・・・は・・はは・・・お久しぶりです」

相変わらずだな・・・
要のお母さん。

要「おい、母さん。A困ってんぞ」

あ「大丈夫ですよ？」

要「ほら、上に行くぞ・・・」

あ「うん!!それじゃ!!」

要母「はーい」


あたし達は上の要の部屋に向かった。


要「何年ぶりだ？」

あ「んー６年ぶりぐらいかな？」

要「そうか・・・」


そう言った要はあたしの頭に手を置いて
口元を緩めた。


要「ずっと・・・待ってたんだ。
　 会いたくて、会いたくて」

あ「ふふっ、あたしもよ・・・
　 ずっと、ずっと。春が来るとまた1人なんだな・・・って」

要「あぁ・・・。でも今日で」

話を区切ると突然






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あたしを抱いた。


そして


要「一緒だ」

あ「・・・そうだね」

そう言った。


しばらくしてあたしを離し、自慢げな顔。

ちょっと恥ずかしかったけど、嬉しかった。

でも、もう要も成長しているんだ・・・
こんなこともあたしがドキドキするだけで。

恥ずかしがったりしない。


あ「要、かっこよくなったね」


だから、こう言った。
本音だった。

恥ずかしくもなかった。


要「たりめぇだ。
　 Aの彼氏だもんな」

あ「ふふっ、そう？
　 あたしの彼氏さん」


要の頬がちょっと赤らんだ気がした。


〜〜♪〜〜〜♪〜


要「電話？・・・サルか」

あ「千鶴？懐かしい・・・」

要「もしもし、なんだサル」


コザルからサルになったんだ。


千「もっしもし、要っち今日暇？」


携帯を通して千鶴の声が聞こえてくる。


要「なんでだ？」

千「久しぶりに集まろうかと思ってね」

要「そうだな、一昨日ぶりだもんな。
　 お前にとっては久しぶりなんだよな」

千「そうだっけ？まぁまぁいいじゃないの、いいじゃないの。
　 それじゃ、いつものとこでね」

要「はっ!!おいっ、待てよ!!・・・たく」

あ「どうしたの？」

要「今日、千鶴達と飲むんだけど、お前も行くだろ？」

あ「うん!!行きたい!!」


千鶴達に会うのが楽しみだ。

皆、どんな姿になっているんだろう・・・

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