今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:17,823 hit
小|中|大
29 ページ30
・
北山side
俺らは先に解散になって個々それぞれ仕事や家に帰って行った。
俺も家戻ろうとしたんだけど
「あっ。マネージャーに用あったんだったわ、」
ことを思い出し、さっきまでいたリハ室への道を戻る。
そこで聞こえてきたのは
〜♪
「夢でいい きみと逢いたい もういちどだけでいいから」
Good bye,Thank you
俺達の大切な曲。
その歌声には引きつける何かを感じた。
声が綺麗で、表現力が豊かで。
聞いている人の心が暖かくなる、そんな歌い方だった。
その声を聞いて俺は気づけば頬に冷たいものが伝っていた。
誰が……と思い中を覗くと胸に手を当てて歌うA。
歌っている時の彼女は何かが違うように感じた。
これが後に『歌姫』と呼ばれる彼女の始まりに過ぎなかったんだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
93人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Riiin | 作成日時:2019年2月10日 2時