パティシエの甘さ＊朔間凛月 ページ6
家庭科室から香ってくる匂いにつられてついつい脚を踏み入れる。
『何してるの...』
「見てわかるでしょ？新作のケーキ」
指を指した物体はケーキという姿から程遠く歪な形をしているうえにありえない色をしていた。思わず後ずさってしまうほどに。
「...ねぇ。せっかくなんだし試食してみてくれない？俺だけが美味しいと思っても文化祭には出せないからね」
『いや、ちょっとそれは覚悟ができてなくてですね...』
フォークに刺したケーキをこちらに向けてくる凛月。食べろ、なんて言われるように差し出されてもどうも抵抗があるんだけど。
「ならいいや」
そう言うと凛月はぱくん、とフォークに刺していたケーキを自身の口に含んだ。
思わずほっとする。
しかしその刹那、凛月は私の頬を両手を使って包むように掴むと
流れるようにキスをした。
『んんっ...』
力強く掴まれているせいで胸板を押してもびくともしてくれない。
そのうえ後頭部をがしりと掴んでいるために余計にだ。
「口、開けて」
『や、だ...！』
抵抗すれば凛月は力ずくで舌をねじ込んできた。それと共にケーキの甘さが口いっぱいに広がる。
キスと共に凛月は口移しでケーキを私に食べさせたのだ。
妙に甘いケーキと甘いキスのせいでもう何が何だかわからない。
「そんな顔してもそそるだけだから」
彼は余った生クリームを私の身体の至るところにつける。
『も、やめ...！』
「何言ってんの。食い尽くすまでやめないから」
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まかろん(プロフ) - ( ^ω^ )さん» 了解しました！リクエストありがとうございます！ (2020年12月24日 13時) (
レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
金丸 - とても面白かったです！リクエスト宜しいですか？凪砂君と混浴で．．． (2020年12月23日 22時) (レス) id: c37bcdc15b (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 櫻ノさん» もちろんです！リクエストありがとうございます！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 最近、弓弦沼と茨沼にハマってヤバいです……どうすれば良いでしょうかね。……ご馳走様でした← (2020年11月7日 22時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - この小説めっちゃ好きです！リクエストなんですが、なるちゃんか神崎くんできますか！！ (2020年7月29日 16時) (レス) id: 104cac4a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年12月30日 13時
