うさぎの逆襲*真白友也 ページ4
「あれっ先輩、こんな時間まで残っていたんですか?」
ひょっこりと顔を覗かせたのは友也くん。
『うん、ちょっとプロデュースの予定を組んでて。友也くんこそこんな時間まで残ってるとか珍しくない?』
「今日は演劇部の活動日だったんです。本当はもっと早くに終わる予定だったのにあの変態仮面がですね...!」
どうやら日々樹先輩に捕まったのだろう。表情は疲れきっていた。
そんな彼を見て反射的に私は頭を撫でていた。
「...え」
『あ、ごめん。なんか疲れてそうだし可愛かったからつい』
「先輩、可愛いって男に言わない方がいいですよ?これでも高校生です。力では負けるでしょう?」
ぐいっと掴まれて引き寄せられる。
確かに力では友也くんの方が強く、こちらが抵抗しても離れられなかった。
『わかった、わかったから離して...』
「嫌です。そんなに侮っているからそうなるんですよ。俺だってやるときはやるんですから」
さっきまでの表情とはうって変わって鋭くなる目付き。
気がつけば強引に引き寄せられていて。
流れるような動作で唇を奪われた。
『んっ』
押し付けられた唇は熱をもっていて。
そのせいで余計に心臓が跳ね上がる。
『ん、ふぁ...っ、ぁ』
口内に舌が入ってきて楽しむように暴れる。
ときどき目線が合えば意地悪く微笑まれた。
「まだまだですよ。頑張って耐えてください」
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まかろん(プロフ) - ( ^ω^ )さん» 了解しました!リクエストありがとうございます! (2020年12月24日 13時) (レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
金丸 - とても面白かったです!リクエスト宜しいですか?凪砂君と混浴で... (2020年12月23日 22時) (レス) id: c37bcdc15b (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 櫻ノさん» もちろんです!リクエストありがとうございます! (2020年12月23日 0時) (レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 最近、弓弦沼と茨沼にハマってヤバいです……どうすれば良いでしょうかね。……ご馳走様でした← (2020年11月7日 22時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - この小説めっちゃ好きです!リクエストなんですが、なるちゃんか神崎くんできますか!! (2020年7月29日 16時) (レス) id: 104cac4a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2019年12月30日 13時