中性的だと損しかしないんだけど【刀剣乱舞】

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「主殿ー！お持ちしました！！」


数分もしないうちに戻ってきたこんのすけの背中には洋服の山が。よくバランスとってここまで持ってきたな。ゆらゆら揺れてんぞ。


『おーありがとう』


「いえいえ、では私はこれで」


どさっと洋服を置くだけ置いてあっという間に消えていったこんのすけ。この洋服の山をどうしろと？


たくさん種類を持ってきてくれるのは嬉しいんだけど置き場に困るんだけど？？しかも俺、ファッションセンスないんだが。


が、ここで加州様を呼んでも絶対に着せ替え人形状態になるのは目に見えてんだよなぁ。やっぱりここは一人で決めるべきか？


『まぁ取り合えず暗めの色をチョイスすれば間違いはないだろ』


＊


「主さん何それ！すごくダサいよ！？」


通りすがりの乱様に俺は何でダサいとか言われてるんだろ。別に変じゃないだろ。


「上下同じ柄の物を身に付けるとかそんなんで現世歩いたらすごい目で見られるよ？」


『そこまで言うなら乱様が服を選んでくださいよ』


所詮はファッションセンスのない男ですよ。おしゃれと美容に敏感な乱様ならそれくらいできるだろ。正直、俺も服選びには疲れを感じてるし。


「わかった任せてよ主さん！とっておきの最高にカッコいいコーディネートをしてあげる！！」


これってもしかして加州様よりめんどくさいんじゃね？？

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