33 ページ33
「なら俺が行くってのはどうだ？」
スッと上がった手。それは俺が腹パンを食らわせた鶴丸国永様だった。結構強く食らわせたつもりだったのにもう痛くないのか？
『何日も痛みが続くように攻撃を入れたつもりでしたが大丈夫ですか？』
「あぁ、俺が驚くほどに痛かったぜ？あんな力強い攻撃を食らったのは久しぶりだ」
痛いとかいってるくせに全然大丈夫そうじゃん。思った以上に丈夫ということか。しかしまぁ刀ってのもあるし普通の人間よりかは強いか。
「確かに鶴丸殿ならば太刀のため強い上に十分主殿を守れます。主殿、今回は鶴丸殿と共に政府に行くのはどうでしょうか？」
...こんなにも鶴丸様をゴリ押すこんのすけ初めて見たんだけど。確かに鶴丸様なら攻撃の威力も強いし戦いの経験も豊富...。そして何より長い時間を過ごしてきた彼なら物事を冷静に捉えることができるはず。
『わかりました。政府には鶴丸様を連れていきましょう。ではこれで会議は終わりです。私は結界を張りに行きますのでくれぐれも本丸から出ないようにお願いします。鶴丸様は私と共に来てください』
「あぁ！わかった」
＊
『やはり結界は屋根の上から張りましょう。高いところからならば成功率はより上がりますし、本丸の形を見ながら張れるので安全面は完璧と言えるでしょう』
「しかしよく屋根の上で張ろうなんて考えたな。本当に俺ばっかりが驚いてるぜ？」
驚き大好きじゃねぇか。どんなけだよ。そんなに驚き求めてんならもっといたずらとかしてこいよ。
『今回は真面目にいきます。驚きがどうだの言っていたらきちんと張れないので』
「主に真面目じゃないときなんてないじゃないか。いつだって冷静すぎて驚きが足りてないように見える」
『鶴丸様、静かにしてください』
鶴丸様を選んだのは失敗だったかもしれねぇ...！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 524人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ララーサ - 20話目の17行目「洗い呼吸で」の所「荒い呼吸で」だと思います。僕の勘違いだったらすみません。 (2021年1月4日 15時) (
レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます、これからも頑張って執筆させていただきます！ (2019年10月7日 20時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 続編も頑張って下さい！！楽しみにしてますね！！ (2019年10月7日 17時) (レス) id: adc186f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 夜月さん» そんなんですね！私は兼さん推しです！Sではないと思いますが...自然と気になる場面で執筆を切り終えてしまうんですよね() (2019年9月24日 22時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 夜桜ナイフさん» ありがとうございます...！文才があるだなんて照れます((( (2019年9月24日 22時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まかろん | 作成日時：2019年9月15日 16時
