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急募22 ページ22

説教が終わったのはとっくにレッスンが終わってしまったあと。


瀬名先輩はぶつぶつと文句を言いながらもお気に入りのバイクに乗って帰ってしまった。他のメンバーもやはり自分に使える時間を大切にしたいのだろう。


気がつけば私とレオ先輩しかそこには残っていなかった。


『そういえば告白してくれたときもこんな風でしたね』


ふとそんなことを思い出す。レオ先輩と付き合い始めたのはついこの間なのに告白されたあの一瞬がとても昔に感じてしまって懐かしさを覚えてしまう。


「そうだったな。あのときは緊張した〜!」


ごろんと床に寝転がりながらも楽しそうに話してくれる。あの時、レオ先輩はどう感じて、どう思って告白、という選択に踏み切ったんだろう。


なんて聞きたくなってしまうのは欲張りだろうか。


『レオ先輩、選んでくれてありがとうございます』


「んお?いきなりどうした?お前を選ぶなんて決まってるだろー?」


私があのときまた断っていたら貴方は今、隣にいないでしょう?私を選ぶことなんて決まっていなかった。


必然ではなく、ただ運命のようにお互いが手繰り寄せて辿り着いただけ。


『...ふふ』


その考え方に思わず笑みが溢れる。


嬉しかった。王さま、なんて呼ばれている彼の隣に立てるんだから。


「おれのお姫様は色々と大変そうだな。よし、おれが元気づけてやる!」


ばっと立ち上がったレオ先輩は私を抱きしめるとそっと顔を近づけた。...近づけた!?


『ストップ!!』


「だーめ。王さまはお姫様よりも地位が高いんだから。黙って言うこと聞いてればいいんだよ」


抵抗も虚しく、彼は私の唇にキスを落とした。



甘酸っぱくて、きゅんってなる不思議な感覚。



恥ずかしいのに目線は逸らせない。



「大好きだおれのA!!」



『ーっ!』



急募月永レオの引き取り先。

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まかろん(プロフ) - ちよりさん» 返信がおそくなってしまい申し訳ございません。キャラの口調をしっかり書けているみたいでとても嬉しいです!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年10月16日 23時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - キャラの口調もそっくりで夢小説気分を久々に味わえました!素敵な作品をありがとうございます!私もこんな風に書けるようになりたいです…!更新大変だと思いますが無理せず自分のペースで更新頑張って下さいね!!陰ながら応援してます!長文失礼しました〜! (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - 初めまして!タイトルに惹かれて一気読みさせて頂きました( ; ; )とっても素敵で面白くて、ついついにやけてしまいました…笑 (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん | 作成日時:2019年6月17日 20時

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