急募3 ページ3
こんなレオ先輩の甘ったるい声なんて聞いたことない。まるでネコにでも喋りかけるような声だ。
が、瞳が笑っていないのは内心不機嫌だからだろう。なんてこんな逃げ場のない状況でも冷静になれてしまう私はつくづく可愛いげのないJKだ。
『何か言ってくださいよ。何ですか、この変な時間は』
「危機感もてってセナに言われただろー？」
むにっと触られるほっぺ。そのまま横に引っ張られる。
『いひゃい、はなして』
呂律が回らないせいでなずな先輩みたいな事を言ってしまう、恥ずかしい。
「まぁ俺だから危機感なんてもたなくていいけどっ！」
『こういう人ほど危機感もてって習いましたよ。ということでこれからも警戒させていただきますね』
嫌味を込めたセリフをドストレートに伝えたあと、一転の曇りもない笑顔を彼に向ける。ここまで言えば鈍感なレオ先輩でも察しがつくだろう。
ていうかつけ。
「だーかーらー！それこそ煽ってきるぞー？」
───ちゅ。
「わははは！固まったのかっ！？やっぱり面白いな！！」
...この人、今何した？え？ちゅ？何この音？
リップ音だよね？？
ほっぺに残る僅かな熱。まさかとは思うけど...！！
ほっぺにキスされた！？
『──っ！！』
ダメだ顔の熱が引かない。絶対今、レオ先輩以外の人に見られたら終わる！！
「そんな動揺するAも愛してるぞ！」
確信犯はニカッと笑った。
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まかろん(プロフ) - ちよりさん» 返信がおそくなってしまい申し訳ございません。キャラの口調をしっかり書けているみたいでとても嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年10月16日 23時) (
レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - キャラの口調もそっくりで夢小説気分を久々に味わえました！素敵な作品をありがとうございます！私もこんな風に書けるようになりたいです…！更新大変だと思いますが無理せず自分のペースで更新頑張って下さいね！！陰ながら応援してます！長文失礼しました〜！ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - 初めまして！タイトルに惹かれて一気読みさせて頂きました（ ; ; ）とっても素敵で面白くて、ついついにやけてしまいました…笑 (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年6月17日 20時
