急募2 ページ2
『何で朝助けてくれなかったんですか』
「王さまの行く先全て把握してるわけないでしょ。諦めな」
お昼休み。あのレオ先輩は取り合えず2-Bにやってくるので3-Aに避難している。あんなにうるさくて騒がしい先輩が終始まとわりついてくるとか鬱陶しくて仕方がない。
「そんなことよりたんぽぽちゃん、俺と気分転換にデートしない?」
『チャラ男はどんなに仲が良くとも嫌いなので結構です』
「辛辣!!」
こっちは真面目にレオ先輩の対処法について考えてるのにのんきな先輩だ。
瀬名ママフィルターもあの奇行に常に走っている彼を前にしては意味をなさない。つまり、瀬名先輩がいたところであの鬱陶しさは変わらないのだ。
絶望しかみえない。
「付き合えばぁ?」
『バカですか、ワカメ先輩。付き合ったらもっともっとまとわりついてくることが目に見えてます』
いくら瀬名先輩だからって笑えない冗談は許せない。
「ここにAがいるっ!!この気配は絶対にそうだ!」
遠くでレオ先輩の声がする。やばい、こっち来る。
バンッ!!
「あ、セナうっちゅ〜☆ここにAいるか?いやいるよな!!」
「さぁ?知らないけど?」
瀬名先輩、嘘が下手くそ!!ちなみに私はとっさに教卓の下に潜ったよ。
「でもここら辺に...見つけたぞ」
ひょこっとのぞく、オレンジの髪。そこにいたのは紛れもなくレオ先輩だ。
「いつも言ってるだろ?王さまの命令は絶対だ!破った悪い子にはお仕置きだな?」
甘ったるい声が降ってくる。思わず、ぞっとした。
320人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まかろん(プロフ) - ちよりさん» 返信がおそくなってしまい申し訳ございません。キャラの口調をしっかり書けているみたいでとても嬉しいです!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年10月16日 23時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - キャラの口調もそっくりで夢小説気分を久々に味わえました!素敵な作品をありがとうございます!私もこんな風に書けるようになりたいです…!更新大変だと思いますが無理せず自分のペースで更新頑張って下さいね!!陰ながら応援してます!長文失礼しました〜! (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - 初めまして!タイトルに惹かれて一気読みさせて頂きました( ; ; )とっても素敵で面白くて、ついついにやけてしまいました…笑 (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まかろん | 作成日時:2019年6月17日 20時