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グランプリファイナルFS。控え室で準備をする。
｢なぁA｣
『なーに？』
｢髪の毛縛って｣
そう言ってはい、とゴムを渡してきた。
『しょうがないなぁ。じゃあそこの椅子座って』
｢ん｣
髪の毛を縛りおえ、ユーリが立ち上がる。
ユーリの腕を引きキスをする。今は私とユーリ以外の人がいないので、静かな部屋にリップ音が響く。
｢〜〜っ！！｣
顔を赤くするユーリ。ユーリって自分から行く時は余裕があるけど、せめられると照れるよね。可愛いからいいけど。
『昨日の仕返し！』
にひっと笑うとユーリは小さい声で
｢バァカ｣
といった。
｢そろそろ行くぞ｣
ヤコフさんに言われ、移動する。後ろからユーリが抱きつく形で歩いているので、とても歩きにくい。
そんな時に、ヴィクトルがヤコフさんに声をかけた。
｢はぁ！？競技復帰！？｣
｢うん。とりあえずロシアナショナルに合わせるよ｣
『え、でも、え？』
｢おい！それってカツ丼が引退するってことか？｣
｢引退は勇利が決めることだ。グランプリファイナルが終わったら決めるって言ってた｣
ユーリをそっと抱きしめるヴィクトル。
私はそれどころじゃなかった。
勇利くんが引退するの？てかそれをなんで今言うの？ユーリが、これからなのに。
ユーリのフリーが始まる。
｢ユーリ！ダバーイ！｣
｢ユーリ！｣
ユーリの滑りはキレッキレだった。
感情が表に出やすいユーリだから、なんとなく考えてる事はわかった。情熱的、でも綺麗。
(勇利くんの事好きすぎでしょ)
ふふっと笑いがこぼれる。ツンデレなんだから、まったく。
滑り終えたユーリはその場で膝をついて涙をこぼした。
戻ってきたユーリをぎゅうううと抱きしめる。
『お疲れ様』
ユーリの泣いてる所をみて私も泣きそうになった。
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花帆 - 初めまして、初ユーリ夢を読ませて頂きました！素直なユーリ可愛いです(*´ω｀*)夏祭りも面白かったです♪また番外編あったら読んでみたいです！ (2018年8月6日 2時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - にんにくさん» おおお！！良かったです(*´ω`*) これからもにやにやしながら見ていただけたら嬉しいです！笑笑 (2017年8月26日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
にんにく - イチャイチャめっさしてますね！にやにやが止まりません。 (2017年8月26日 16時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 愛夢さん» ほんとですか！！ありがとうございます！！！頑張ります！ (2017年8月25日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - めっちゃいいですね！続き楽しみにしています！ (2017年8月24日 9時) (レス) id: 35a9216cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2017年3月29日 14時
