36話 ページ37
棗「お前らこいつがそのたれ流しの念仏みたいな説教でお前らの言う通り動くなんて思っちゃいないだろうな」
『ガキだからって、舐めないで。蜜柑が納得しても私たちは納得しない』
棗「どこの馬の骨とも分からねーやつにこいつは渡さねぇ。安積柚香が、俺たちがこいつを託してもいいと思うような人間か説明しろ」
ルカ「いくら母親でも佐倉の納得いかない人なら俺らはあなた達からも全力で佐倉を守ります」
蜜柑「ルカぴょん…」
ルカ「佐倉は知る権利がある。あなた達が隠してきた事でこの学園に来た時からずっと苦しんで振り回されてきた佐倉には…。この先の未来を決める大事な時だからこそ話してください」
高校長「野田先生、初等部高校に付けられた制御ブレスから来るアリス妨害波は攻略出来ましたか?」
野田「はい。こんな時のために訓練を重ねて来ましたから」
高校長「さっきも言ったように君たちに納得して貰えるだけの説明をする時間はない。だが野田先生のアリスを使って過去に何があったのかその目で見てこの時間に戻ってくるなら話は別だ」
神野「校長、それではあまりに乱暴では」
高校長「過去を見て、そして自分で決めなさい。自分の行く道を」
御幸「あの…俺は…どうすれば…」
高校長「君は…」
『ギュッ)』強く手を握る
御幸「A…」
高校長「野田先生、もう1人増えても大丈夫ですか?」
野田「はい、大丈夫です」
高校長「コクン)」
御幸「あ、ありがとうございます」
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作者名:なな | 作成日時:2023年5月16日 18時