第十七話 君の隣に立ちたかった ページ18
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「すみませーん、何処の棚でしたっけ?」
「んーと、もう一寸上」
「かしこかしこまりましたかしこ〜」という元気な声が飛んできた。ガサガサと棚の中を漁る音がする。グルグルと座り心地の良い回転椅子で回りながら彼女を見た。
彼女が入社して約3週間。まだまだ新人だが、完璧に仕事をこなして来るあの強さ。戦闘員ではないが体力があり、柔道、剣道、空手、テニス、バレー……まあ、云ってしまえばほぼ全てのスポーツを網羅しているという噂だ。
高校ではサッカー部に所属していたらしく、今でもサッカー関連の知り合いと連絡を取り合っているとのこと。
そんな多分色々と凄い彼女、二階堂Aを勧誘したのは自分の筈___であった。だが、
「Aちゃん、肩揉んでー」by包帯ぐるぐるミイラ
「Aさん、今度一緒にカフェ行きませんか?」by虎っぽい白猫
「A、遊園地のペアチケットが当たったんだ。妾と一緒に来るかい?」by狂気じみた女医
「A」「Aさん」「Aちゃん」……
然し、こんなの最初から判っていた事だ。
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Gal - 魔人ガーZ…なんかあったな、そんなの。ガンダムみたいな奴… (4月27日 19時) (レス) @page45 id: 6203c50de1 (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - お二人共コメント有難うございます!!真逆そこに触れていただけるなんて……(笑) (3月4日 14時) (レス) id: 1a675fd086 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 瑞穂さん» 同じく!! (3月3日 23時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
瑞穂(プロフ) - 物語に関係ないけど、魔人ガーZ好きです (3月3日 23時) (レス) @page45 id: 18f9935b97 (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - graply12さん» 私チョロいのでその言葉信じちゃいますよ……??良いんですね!?!?コメント有難うございます!!公開するのはいつになるかは分からないんですが、書き溜め作っときますね……! (3月2日 22時) (レス) id: 1a675fd086 (このIDを非表示/違反報告)
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