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第四十七話 ページ8

※黒の時代の盛大なネタバレありです…


※私は二月序盤に受験なので、更新遅くなります






______________







「で、用件は?」










面倒臭そうな顔をする黒川くんに、思わず苦笑がこぼれる。



さて、と前置きをして、私は話し始めた。









「今回、坂口くんが消息を絶った事件。私が仕組んだのだよ」



「…どういうことだ」








彼は目を細め、話を促した。心なしか、先程より空気が張り詰めている。








「異能特務課と、ある取引をした。先日、ポートマフィアの武器庫を襲った『ミミック』という組織は知っているね?

その組織の殲滅と、その戦いが終わった暁には、坂口くんに危害を加えないこと。


見返りとして、"異能開業許可証"を求めた」




「聞きたいことは多々あるが…なぜ"坂口に危害を加えない"なんて約束をする必要がある?」








だいぶ大雑把に話したが、黒川くんは理解したらしく、的確な質問をしてくる。








「坂口くんの正体は、異能特務課のエージェント。

ポートマフィアには、スパイとして潜入してる」



「なッ……!」




「まぁ聞き給え。彼はミミックを潰すために、現在ミミックにも潜入している。

つまり、三重スパイなのだよ」



「それが私に知られたら、彼が裏切り者として殺されることを危惧したらしくてね。だからそんな取り付けをした」




「そう、だったのか、……」









彼は冷や汗を垂らしながら、そう言った。



黒川くんは恐らく気づいていただろう。ここで騙された演技をするとは、賢くなったものだ。









「…なら、なぜそれを俺に言う必要があった?」



「ミミックの長、アンドレ・ジイドの異能は、数秒先の未来を視ることができる。

彼の相手を、織田くんにやってもらうことにした」




「…!まさか……!」




「ふふ、そのまさかだ。

織田くんには、この戦いで死んでもらう」

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とうもろこーん。(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!!前作より劣化したかな、とか思いながら書いてたので、そう言って頂けるととても嬉しいです。今は新作の方で頑張ります!! (2022年2月16日 9時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
すー - めちゃめちゃ面白かったです‼︎もし続編出るようでしたら必ず読ませていただきますね…‼︎ (2022年2月15日 22時) (レス) @page50 id: bd90c5f980 (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこーん。(プロフ) - Yasi123さん» コメントありがとうございます〜!あまり自信がなかったので、満足して頂けたようで安心しました!応援もありがとうございます!! (2022年2月15日 10時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - 最終話、衝撃でした…でもとても面白かったです!私は続編が見たいという気持ちが強いですが、無理せずに頑張ってください! (2022年2月15日 9時) (レス) @page50 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とうもろこーん。 | 作成日時:2021年12月24日 21時

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