織田作之助の夢 ページ32
夢を見ていた。
まだ十歳にも満たない、遠い昔の記憶だ。
その日は雨が降っていた。俺は本を読んでいて、いつも大事そうに抱えていたのを覚えている。
「いつもその本を読んでいるな、お主。そんなに面白いか」
本の世界に入り込んでいたところを、一人の男が邪魔をする。
もう若くはない声と、手に持ったステッキが特徴的な男だった。
「…面白い。もう何度も読んだ」
「ふむ…そんな話より面白い話が、世の中にはごまんとあるぞ?」
それでも、この本が一番だ。
子供には共通して存在する変なプライドが、認めようとしなかった。
「わしの弟子が連れていた黒川という小僧は、その小説を酷く嫌っていてな。
その原因は、この本の下巻にある」
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とうもろこーん。(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!!前作より劣化したかな、とか思いながら書いてたので、そう言って頂けるととても嬉しいです。今は新作の方で頑張ります!! (2022年2月16日 9時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
すー - めちゃめちゃ面白かったです‼︎もし続編出るようでしたら必ず読ませていただきますね…‼︎ (2022年2月15日 22時) (レス) @page50 id: bd90c5f980 (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこーん。(プロフ) - Yasi123さん» コメントありがとうございます〜!あまり自信がなかったので、満足して頂けたようで安心しました!応援もありがとうございます!! (2022年2月15日 10時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - 最終話、衝撃でした…でもとても面白かったです!私は続編が見たいという気持ちが強いですが、無理せずに頑張ってください! (2022年2月15日 9時) (レス) @page50 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とうもろこーん。 | 作成日時:2021年12月24日 21時