第五十話 ページ11
「君がポートマフィアを抜ける時、織田くんの遺言によって、高確率で武装探偵社に入るだろう。
だが、君は強大な力を持っている」
彼の異能【怪人二十面相】は、他人の異能をそっくりそのまま使うことができる。
それはあまりに非現実的で、絶対に敵に回したくない力。
「そんな君が武装探偵社に入ったら…」
「…三刻構想が、崩れる」
「その通り」
そんな未来を想像したのか、彼は苦虫を噛み潰したような顔をした。
君だって、自身の師である夏目先生の意志を無碍にしたくなないだろう?
それは私とて同じことだ。
「だから、黒川くんには今まで通り、ポートマフィアで医者をやってもらう」
何も言わず、俯いて黙り込む。
拳をキツく握る手から、感情が溢れ返りそうだった。
「…分かった。ただ、一つ頼みがある」
「何だね?」
「織田と行動を共にすることを、許してくれ」
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とうもろこーん。(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!!前作より劣化したかな、とか思いながら書いてたので、そう言って頂けるととても嬉しいです。今は新作の方で頑張ります!! (2022年2月16日 9時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
すー - めちゃめちゃ面白かったです‼︎もし続編出るようでしたら必ず読ませていただきますね…‼︎ (2022年2月15日 22時) (レス) @page50 id: bd90c5f980 (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこーん。(プロフ) - Yasi123さん» コメントありがとうございます〜!あまり自信がなかったので、満足して頂けたようで安心しました!応援もありがとうございます!! (2022年2月15日 10時) (レス) id: 1ec8bc3000 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - 最終話、衝撃でした…でもとても面白かったです!私は続編が見たいという気持ちが強いですが、無理せずに頑張ってください! (2022年2月15日 9時) (レス) @page50 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とうもろこーん。 | 作成日時:2021年12月24日 21時