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美琴side
沙夜「でも…!」
『その優しさと真面目が時に敵となり時には見方ともなる』
昔は見方だった
だけど、今は?
今は敵にしか見えない
沙夜「ッッ…」
「……」コトッ
ここのオーナーは口数少ないけど優しい人
『ありがと』
私は濃いめのブラック
沙夜「……あの子達、美琴の子供…?」
はぁ、何か憂鬱。
『そうだけど』
沙夜「可愛いね」
『そうだね』
ほぼ結弦に似て良かったと思うよ
沙夜「私もフィギュアスケート見てるんだ。羽生結弦選手、格好いいね。」
表向きだけか
『当たり前でしょ。……沙夜はリンクで滑ってる羽生結弦“選手”だけを見る?もし、フィギュアスケートをやめたら沙夜どうする?』
沙夜「他に何を見るの?」
にわかのファンはそうだよね
プライベートの羽生結弦は知らないし
沙夜の知ってる羽生結弦は羽生結弦選手だけだ
『はぁ、聞いた私がバカだったよ。』
珈琲を飲む
カランッ
ドアが開いた
結月「お母さん!遅いよ!!」
えっ、結月!?
結弦「引っ張りすぎだって」
は??結弦?
『どうしたの?』
結美「結月がワガママ言った」
結月「言ってない!!」
あ、喧嘩が始まった。
結弦「結月がお母さんはお父さんと一緒にいないとイヤだとか言いだして…まぁ、練習終わったし、行こうと。」
可愛いわ、目の前にいる3人が天使に見える。
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作者名:宮野志保 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年11月26日 23時