病みすぎ警報

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「あの、さ、そろそろ離してくれない？」



私は今とてつもなく危機的状況だ



なぜならば、あと５分でここを出なければならないのに幼馴染が私の腰をガシッと掴んで離さないのだ



朝の6:55分



ま「やだ、まだ７時だよ」



「もう、７時なのよ」



ま「………仕事辞めなよ僕が養ってあげる

マンションも、解約して家にきなよ。もう一部屋余ってるし。

そしたら買い物なんかは僕がしてくるし

光熱費、家賃、携帯代、年金は全部払うし、お小遣いもあげる」



「お断りです。

仕事は楽しいし、やりがい感じるし

今のマンション会社まで徒歩10分で
いい運動になるの。

買い物するのは好きだし、

光熱費も家賃も携帯代も諸々全て自分で払った上で親に仕送りできるぐらいは余裕あるから平気」



ま「じゃあ、Aのお母さんにもお金送る」



「いや、結構。

そんなことする暇あんならさっさとその手を離して。

それから2度とこう言うことしないで。

迷惑極まりないから」



ま「…………」



黙りながらも手を解いて正座して



顔を背けてから手をフリフリされた。



「ツンデレかよ」



時計を見ると６：５９分



「危なかった…」



そして溜まっているであろう
LINEを返すために携帯を探す。



そして、気づく



携帯を忘れたことに



「オワタ」

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