10 ページ11
あなたside
服を脱ぎお風呂場へ入る。
そこには、嫌でも目に入る自分の体が鏡に映し出されている。
『(汚ったない体、、)』
青紫色になった痣、至る所に内出血を起こしていたり、赤く腫れている所や、自分で左手首を痛めてしまった傷。古傷や真新しい傷もたくさんある。全部、痛々しい。
アバラも少し浮き出していた。
自分の体なのに自分の体じゃないみたい。
自分の体なのに見ていて吐き気がする。
ボディソープをタオルにつけ泡立てる。
傷が少し滲みる。
アイツに触られた感触を消したくて、たまらない。
洗っても洗っても、消えない感触。
『な、、ん、で、消えないの、、消えてよっ!、!』
あまりにも擦り過ぎたせいか、泡が真っ赤に染まる。
『(あぁ、、またやっちゃった、、)』
でも、別に痛くも痒くもない。
だって、1番痛いのは、心なんだもん。
体を洗い終え、次に頭を洗う。
『(たしか、、深「どれでも好きなの使って大丈夫だよ!」って言ってたな、、)』
棚に目をやると、そこには赤、青、紫、白、オレンジ、緑、黄、ピンク、黒の色とりどりのシャンプーが置いてある。どれも見たことがない。
『(すっご、、高級そう、、どれにしよう。)』
なんて、テキトーに赤のシャンプーを手に取り髪を洗った。
赤色のシャンプーはバラなのか、フローラルの香りがし、心做しか、わたしのなにかがすっきりした。
__チャプン
湯船に浸かり、これからのことを考えた。
『(どーしよう、、これから、行くあてないし。お金もなければ住む場所もない、、。)』
なんて、ずーっと頭の中で考えた。
『(なんかぼーっとしてきたなぁ、、。のぼせる前に出よう。)』
脱衣場に出て、タオルで体や髪を拭いた。
佐久間さんに借りた服を着る。着てみるとやっぱりデカくて、ダボダボだ。
柔軟剤の匂いなのか、佐久間さんの匂いなのかわからないが、包み込まれ、すっごいいい匂いで落ち着く。
匂いを嗅いでいる途中、我に振り返った。
『(変態みたいじゃん、、わたし、、)』
洗面所にある化粧水や乳液を顔に染み込ます。
ボロボロだった肌が、いくらかマシになった気がする。
『(ドライヤーは、、めんどくさいからいいやw)』
・
・
・
ドライヤー以外を終えて、深澤さん、佐久間さんのいるリビングに向かった。
913人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんらう _ ?????(プロフ) - 更新頑張ってください! (2020年5月18日 14時) (レス) id: eecd892c8d (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - MANA09265さん» ご声援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月26日 15時) (レス) id: 1720fe5388 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - さらさん» ありがとうございます!おめめさんと阿部くんいいですよねぇ。リクエストはいつでも受け付けています! (2020年3月26日 15時) (レス) id: 1720fe5388 (このIDを非表示/違反報告)
MANA09265(プロフ) - 次の話がどうなるかとても楽しみです!これからも頑張ってください! (2020年3月24日 18時) (レス) id: f59e7d2e39 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!お話めっちゃ最高です!!読みやすいし大好きです!!めめと阿部ちゃん大好きです!!まだリクエストしてますか??コロナ流行ってるので気を付けてくださいね!! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めいめい | 作者ホームページ:http://urani.adgjm
作成日時:2020年2月13日 23時