裏切り者にはご注意を【おそ松さん】

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NOside




スマホを片手にイスに座るおそ松


電話の向こう側にいる二人は、怒った様子で言い争っている
それをただ、聞いていた



お「一松……お前も気付いてるんだろ……


トド松怪しいってさ」



その言葉を発した瞬間、電話の向こうは静かになった



一[な、何言って……]



それでも、認めない弟に全てを打ち明ける



お「俺もチョロ松も、見事に騙されたよ〜



まさか、十四松と一松の二人が協力してるなんて思わないじゃん？






……カラ松が撃たれたって虚偽の報告ご苦労さん」




一松side



お[組織の中でさぁ〜コソコソ何か嗅ぎ回ってる奴がいたから、誰かと思えば……

撃たれて重傷って聞いてたカラ松で、お兄ちゃんビックリしたわ〜]




電話の向こうにいるおそ松兄さんはヘラヘラといつもの調子で、それでいて何処か怒った雰囲気で…


緊張でピリピリするのが分かる



一「……バレたんだ…結構早かったね」



折角、協力してやったのにバレるなんてクソ松がっ！


そう思ったけど、長男であるおそ松兄さんを一時的でも騙すことが出来たからむしろ奇跡だと思う




お[……ま、そのカラ松の作戦(おかげ)でトド松が裏切り者じゃないかって分かったんだけどなぁ〜



詳しい話は直接話す……
チョロ松と一緒に俺の部屋に戻れ]





おそ松兄さんの低い声にビクッとするも、了解…と言って電話を切る



チョロ松兄さんも溜息をつきながら、スマホをしまい



チ「……一松も十四松も後でお説教コースだね」



その言葉を聞いた時、違う意味で悪寒がした……








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さっきまでいた、おそ松兄さんの部屋に戻りドアを開けると


さっきまで居なかった三人の影……






お「…これで全員揃ったな……」

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