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やりすぎたかと彼女の顔を伺うと、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「すみません、出しゃばってしまって」
「いいえ！素晴らしかったわ」
二人でそんな会話をしていると、後ろから足音が聞こえた。
「大きくなったね、A」
「兄様！ごきげんよう」
背が高くこれまた美しい容姿の若い男性。
この方がお兄様なのだろう。
「やあ、初めましてかな」
「初めまして。Aさんとお付き合いさせていただいております、山本祥彰と申します」
「さっきは凄かったね。見ていたよ」
柔和な雰囲気を感じさせ、人をほだすようなオーラのある人だ。
優しいお兄様だと言うのは十分によくわかる。
「君のような人はきっと、このようなパーティーに来るのは初めてだろう。疲れてはいないかな？」
「はい、大丈夫です」
そこからの話は、少しずつ試されているような質問が織り交ぜられていた。
会社を経営している社長さんだけあって、分かりにくいやり方だ。
なんとか気に入ってもらえるように普通に振る舞う。
「…君たちは距離が少し離れているね？付き合っているのに」
「！」
彼女は動揺した様子だ。
付き合ったことがないから簡単な嘘もつけないのだろうか。
彼女のそばに一歩寄って、その腰に手を回した。
「これ以上近付けば、僕は彼女に触れないで我慢してられないんです。ここはそういった場ではないでしょう」
「…そうか。君たちはお似合いのカップルなようだね」
また今度、と言って彼は去っていった。
ふと隣を見ると、顔を真っ赤にしている。
「あ、ご、ごめん」
「い、いえ…その、こちらこそごめんなさい。殿方とこんなに…接近したのは初めてで」
「すぐ離れるから＿」
慌てて離そうとした体を、今度は彼女が引き止めた。
「…わがままを…言っても、いいかしら」
嗚呼、ダメだ、僕は一般人の普通の人間だ。
彼女は天上人で、僕では、遠くて。
「…少し、離れたくない」
わがままを、僕だって言いたい。
＊
更新遅くてすみません。忙しいのとスランプが続いてます。
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やまうみ。(プロフ) - せなさん» コメント気づかなくてすみません！！！本当にすみません、コメント、リクエストありがとうございます！実生活が忙しくここまで返信もが遅れているのにも関わらず実現も遅くなるかと思いますが、やらせていただきたいと思います！ (2022年11月3日 23時) (
レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
せな - リクエストって大丈夫でしょうか…？fkrさんで初キスっていうシチュエーションお願いします。できたらで大丈夫です (2022年10月8日 0時) (レス) id: d640880a42 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。(プロフ) - やまねこさん» わかりました！！ありがとうございます！ (2022年6月14日 18時) (レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
やまねこ(プロフ) - 内容の指定はありません。 (2022年6月8日 19時) (レス) id: 95202aa62a (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。(プロフ) - やまねこさん» こんにちは！返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！書けますが内容の指定はございますか？内容指定の有無のコメントがあると嬉しいです、よろしくお願いします！！ (2022年6月8日 17時) (レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
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