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思った通り、すぐ近くにチュロスを売っているトラックを発見した。洋画に出てきそうなグリーンのトラックには、『PARKSIDE WAGON』と書かれた看板が載っている。窓からは売り子のお姉さんが笑顔を覗かせていて、その前にはチュロスを求めて客が列を連ねていた。オレたちはその後ろへ、二人で並んだ。
「どうする？ふたつ買う？？それとも、ひとつ買ってふたりで分ける？」
宮田が尋ねてきた。
「んー、ひとつでいいんじゃない？夕飯もあるし」
目をこらして、トラックの窓にぶらさがったメニュー表を見る。そこには「チョコレートチュロス」と商品名が書かれていた。
何故だかオレはそこで、ちょっとしたイタズラを思いついてしまった。ニヤリと口角を上げて、宮田の方を見つめる。その視線に反応して、宮田が「ん？」と目を丸くした。
「ねぇ宮田、ガヤみたいにセクシーボイスでチュロス注文してきてよ」
「え！？」
唐突な無茶ぶりに、宮田の表情が凍った。
「昔、ラジオで言ってたじゃん、ガヤが」
「そうだけど……恥ずかしすぎるだろ、それ」
「いいじゃんー。お願いっ」
猫撫で声で宮田におねだりした。ちょっと恥ずかしかったけれど、宮田に言うことを聞いてもらうには、このおねだり攻撃が一番効果的なんだ。
「…もー、しょうがないなぁ」
目尻を下げて微笑みつつも、思わず漏れたその声からは困惑の色が伺える。どうやらおねだり作戦は成功したようだ。何だかんだ、宮田は押しに弱い。
前に並んでいた人がチュロスを買い終えて、ついにオレたちの順番がまわってきた。宮田が一歩、前へと足を踏み出す。オレはその斜め後ろで、一体彼がどんな風に注文してくれるのか、心を弾ませながら見守っていた。
「いらっしゃいませ。ご注文をどうぞー」
売り子のお姉さんの笑顔が、眩しくそびえ立っている。その前には、緊張でガチガチになった背中があった。その様子を見て、心配な気持ちになってくる。
仕事でもそうだけれど、宮田って緊張すると弱いんだよな。テレビで彼が緊張している時は、祈るような気持ちで、まるで我が子のように彼の事を見守っている自分がいる。チュロスの売り子を前にして固まる彼を見て、その時の気持ちを思い出していた。
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キスマイ(プロフ) - 夢にまで見た宮玉夢の国を素敵に表現してくださってありがとうございます！！！チュロス交代で食べるのとか、マフラーを一緒に使うとか萌え萌えキュン！！！更新楽しみにしております！大好きです！！ (2014年12月31日 0時) (
レス) id: 32dc0d3973 (このIDを非表示/違反報告)
Koto★渉は俺の彼女(プロフ) - 宮玉キターー！！(°∀°) 面白いです！！ 更新Fightです☆ (2014年12月23日 14時) (レス) id: e5725e02bf (このIDを非表示/違反報告)
彩生 - 玉ちゃんのツンツンツンデレに〜萌えぇぇ☆ (2014年12月22日 14時) (レス) id: 14231ae108 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - 夢の国Σ(ﾟ艸ﾟ〃) なんて素敵な世界なんでしょう♪♪ 後ろから尾行してみたい〜 (2014年12月22日 12時) (レス) id: 2e911b5fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろ | 作成日時：2014年12月22日 10時
