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「宮田、今どこにいるの？」
「渋谷だよ」
「誰と？」
「……あ、塚ちゃんと」
彼の名前をいう時だけ、急に小声になった。渋谷に塚ちゃんといるんだ。別に…別にいいけど。宮田がどう休日を過ごそうと勝手だし。でも、本音を言うと少しだけ寂しかった。
「この後も二人でどっか寄るの？」
「ううん、塚ちゃんは夜から仕事だから、もうすぐ解散するよ」
ずっと一緒にいる訳じゃないことを知って、ほっと胸を撫で下ろしている自分がいた。
「じゃあさ、宮田この後予定ないなら、オレとどっか行かない？？」
「別にいいけど、どこに行くの？？」
「うーん…」
その時、電話越しに塚ちゃんの声が聞こえてきて、何故か嫉妬心が燃えてきた。今まで塚ちゃんと一緒に過ごしていた事実を突き付けられた気がして、モヤモヤする。宮田は彼とどんな風に時間を過ごしたんだろうか？楽しかったのかな？と考えると、嫉妬心でおかしくなりそうだった。
こんなことで妬くなんて我ながら子どもっぽいと思うけれど、宮田を独り占めしたい気持ちは抑えられなかったんだ。
「じゃあ、夢の国に行こう」
「え！！男二人で！？」
「あと20分後に車で迎えに行くから」
「えっ、ちょっ…タマ…」
「待ってろよ」
そう言い残して、オレは電話を切った。完全に勢いだけで行先を決めてしまったことに少しだけ後悔しつつ、でも宮田となら楽しくなりそうだと心を弾ませながら、足元のペダルにゆっくりと足を踏み入れ、車を発進させた。
「いや、マジで夢の国に行くの？？」
ちらっと横に目をやると、困惑した表情の宮田がいた。そんな彼の気なんてお構いなしに、オレはアクセルを踏み込んで車を走らせていく。まだ帰宅ラッシュより早い時間だからか、道路は比較的空いていて、スムーズに進むことができた。
「うん。だって楽しそうじゃん？」
「いやいや、周りにバレたらやばいだろ…。男二人…しかもキス○イのメンバーがクリスマスシーズンのディ○ニーなんてさ…」
確かに夢の国で男性二人組ってあまり見かけないし、実際かなり浮きそうな気がする。でも何故か宮田と一緒なら楽しいし大丈夫だって、変な自信があった。よく考えれば、今までだって二人で温泉とか出かけていたし。
「変装してりゃ大丈夫だって。ほら、もうすぐ着くよ」
「でもさぁ……」と何か言いたげな宮田を差し置いて、夢の国の駐車場へと車を進めていった。
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キスマイ(プロフ) - 夢にまで見た宮玉夢の国を素敵に表現してくださってありがとうございます！！！チュロス交代で食べるのとか、マフラーを一緒に使うとか萌え萌えキュン！！！更新楽しみにしております！大好きです！！ (2014年12月31日 0時) (
レス) id: 32dc0d3973 (このIDを非表示/違反報告)
Koto★渉は俺の彼女(プロフ) - 宮玉キターー！！(°∀°) 面白いです！！ 更新Fightです☆ (2014年12月23日 14時) (レス) id: e5725e02bf (このIDを非表示/違反報告)
彩生 - 玉ちゃんのツンツンツンデレに〜萌えぇぇ☆ (2014年12月22日 14時) (レス) id: 14231ae108 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - 夢の国Σ(ﾟ艸ﾟ〃) なんて素敵な世界なんでしょう♪♪ 後ろから尾行してみたい〜 (2014年12月22日 12時) (レス) id: 2e911b5fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろ | 作成日時：2014年12月22日 10時
