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仕事を終えると、メンバーより一足先にスタジオをあとにする。スタッフやメンバーにお疲れさまです、と軽く挨拶し、家路へと急いだ。
駅に向かう途中、カバンの中に財布がないことに気がついた。さっきのスタジオに忘れたのだろうか。慌てて道を引き返す。
全速力でスタジオがあるビルまで走り、階段を駆け上がる。廊下を走っていくと、曲がり角で誰かと思い切り激突した。衝撃と共に、床に叩きつけられる。頭を激しく打ったせいか、グルグルと目が回った。
曲がり角でぶつかって恋に落ちるなんてのは漫画じゃよくある話。でも実際に勢いよくぶつかると、痛くて相手の顔など見る余裕もない。
身体を起こすと、ぶつかった相手を見て驚いた。
目の前にはなんと……私にそっくりすぎる人間、というか私自身がいた。まさか、私のバイロケが出現!?これは現実なのだろうか。ぶつかって気絶して、夢を見ているんじゃないだろうか。頬っぺたをつねって、これは夢じゃないと理解した。私にそっくりな人間も、私を見て目を丸くしている。
ふと、自分の身体を見て気がついた。服は今日着てきたワンピースじゃなくて、Tシャツにジーパンだし、身体が妙に筋肉質。手も関節がゴツゴツしている。完全に男の身体だった。
持っているカバンも私のものじゃない。そのカバンには手鏡が入っていたので、自分の顔を確認してみる。
覗き込んだ鏡には、宮田さんの顔が映っていた。しばらく状況が理解できず、固まってしまう。自分の顔が、宮田さんになったってこと??一体、何が起きたんだろう…。ふと嫌な予感がして、恐る恐る、目の前にいる『私そっくりな外見の人』に尋ねてみる。
「あの…もしかして、アナタは宮田さんですか??」
「はい、宮田俊哉ですけど。何でオレが目の前に…」
宮田俊哉と名乗る人間は、私の顔を見て驚いている。もし彼の中身が本当に宮田さんなら、驚くのも無理はない。彼に鏡を渡して、自分の顔を確認してもらった。
「ぎゃあああー!!オレの顔が佐藤さんになってる!!というか、身体も女性の身体になってる」
自分の顔や身体を手で確かめながら、彼は発狂していた。
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ちゃぴまろ☆(プロフ) - たまちゃんさん» みやっちになって、たまちゃんにこんな事されたいなぁ~って願望を爆発させてます(笑)デレたまちゃん萌えますね(*^^*)でもデレたまちゃんを至近距離で見たら心臓もたないですよねw (2014年4月16日 20時) (レス) id: 399a94e98e (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - でた〜デレてる玉ちゃんカワユスね〜。みやっちうらやましいぞ〜。でも中身のヒロインチャン大変だ〜 (2014年4月16日 12時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃぴまろ☆(プロフ) - たまちゃんさん» コメありがとうございます♪ドキドキするようなお話になるように頑張ります(^^) (2014年4月8日 21時) (レス) id: 399a94e98e (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - なんかどうなるのかたのしみですね〜。 (2014年4月8日 4時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃぴまろ☆(プロフ) - 玉さんさん» 早速のコメントありがとうございます!私も宮田と入れ替わってみたいなぁと常々思っているので(笑)こんな話を思いついちゃいました♪頑張って胸キュンできるようなお話にしたいと思います☆ (2014年4月7日 21時) (レス) id: 399a94e98e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろ | 作成日時:2014年4月6日 21時